2024年6月27日

カメラマン望月やすこ

【イル・パパトーレ】味も値段も毎回違う!! 正真正銘の「まかないカレー」をメディア初取材／静岡市

おまちで約30年！老舗イタリアン風居酒屋の人気“隠れメニュー”をメディア初取材

お得が大好きな「お安い名店保存会」会長望月やすこです。
本業はフリーカメラマン。
いつもはおいしいものをお安く売っている静岡の名店を紹介していますが、今回はメディア初取材の「まかないカレー」をお伝えしたい！

店主が今食べたいもので作る、正真正銘の「まかないカレー」

今回紹介する「まかないカレー」を出すお店は、静岡市にある「伊風惣菜酒場イル・パパトーレ」。おまちの真ん中で30年近く営業しているから「行ったことある！」っていう人もいますよね。

そんなイル・パパトーレ。長年やっているだけあって常連さんもいっぱい。ほぼ毎日来店するお客さんが10人以上いるんだそう。毎日来るということはもしかして「常連さんだけが食べている特別なものがあるんじゃないの？」と思って店主に聞いてみたら、やっぱりありました！それが「まかないカレー」。

店主の行部澤（ぎょうぶざわ）さんがお店の余剰材料を使って「自分のため」に作る「自分がその時に食べたい」カレー。そのおいしさを知っている常連さんに「今日ある？」と聞かれて「ある」時にだけ出てくる正真正銘の「まかない」メニューです（価格は税込）。

具材も味も値段も毎回違う一期一会のまぼろしカレー

「常連さんしか食べられないなら意味ないじゃん」と思いますよね。でも、そこは大丈夫。店主の行部澤さんが「言ってくれれば出すよ」って約束してくれましたから！

ただし「まかない」だから毎回材料が違います。材料が毎回違うから値段も違うし、二度食べられることはそうそうない一期一会の「まぼろし」のカレー。だから「この前のと同じカレーが食べたい」なんていうリクエストには応えられません。

というわけで、例えばどんなカレーなのか2つ紹介しますね。

やわらかいチキンがのった「チキンカツカレー」

1つ目は「チキンカツカレー」980円。ビーフベースにトマトを煮込んだカレーに、揚げたチキンとズッキーニをあしらって生クリームをかけたちょっと辛めの一皿。

辛めにしてあるのは、この時期のトマトは酸味が強いから、それに合わせているんだそう。

チキンはやわらか〜で細かいパン粉が何ともお上品。「なんでトマトを入れたの？」って聞いたら「俺が食べたいから！

今の時期のトマトは旨いから食べたいさ」とのこと。旬を知ってる店主がその時に食べたいものならそりゃあ美味しいに決まってますよね。

ホロホロの牛肉と野菜がおいしかった！「ビーフカレー」

そして2つ目は「ビーフカレー」1350円。牛肉がゴロゴロッと入ったカレーに野菜もたーっぷり入った彩り鮮やかなカレー。牛肉はホロホロで量もたっぷりなのでかなりの満足感でした。

「これ今度、息子と食べに来よう！」って思ったんですが、そうでした！ここのまかないカレーは一期一会。同じものを食べられるチャンスはその日だけでした。

定番といえばコレ「やわらか〜い煮込みハンバーグ」900円

もしお店に行って「まかないカレー」がなかったり、好みのカレーじゃない場合はどうするかって？

そんな時は基本のランチメニューをどうぞ。イルパパトーレの定番人気メニューは「やわらか〜い煮込みハンバーグ」900円。チーズやオムレツが載ったものなど、こちらも「お安い名店保存会」で紹介したいくらいのお値段とおいしさです。

あ！「まかないカレー」は夜でも食べられますよ。夜に行くなら、創業以来の名物メニュー「チーズフォンデュ」も食べて欲しい〜！