
「政治・選挙を身近に」若者たちと議員が『運動会』で交流...参院選の投票率UPに向けて学生が企画=静岡

7月3日木曜日に公示を迎える参議院選挙を前に、静岡県内の大学生と議員が交流を深めるイベントが開かれました。政治を身近に感じてもらうことで若者の投票率アップを目指す取り組みです。
6月28日、静岡市清水区で開かれた「運動会」。大学生に混じってバレーボールをしているのは、普段はスーツ姿で議場に立つ議員たちです。議員と直接触れ合うことで、若者に政治を身近に感じてもらおうと、県内の大学生で構成するNPO法人が企画しました。
<山田新県議>
「将来政治家になりたいとかある?」
<学生>
「まだ決まっていないんですけどいろいろ経験して…」
<山田新県議>
「いろいろな人と話して経験してもらえればと思います」
この日は、大学生約30人と県議や市議6人が、体を動かしながら交流を深めました。
<参加した大学生>
「同じ学科の先輩だったので話が弾んじゃって。やっぱり議員さんって日本のことも色々考えているし、交流を深められて良かった」
<石井真人三島市議>
Q.後輩と出会える機会は?
「すごく貴重ですよね。政治に関心を持ってくださるというのはなかなかないので、ありがたいなと思いますね」

県選挙管理委員会によりますと、2024年10月に行われた衆院選の小選挙区の投票率は55.59%でしたが、若い世代の投票率は平均から大きく下回る結果となりました。
<伴卓県議>
「今財政再建するためにはお金を稼がないといけないじゃん。産み育てやすい環境、その次に学ぶ環境となってくるから、僕らの仕事としても悩ましい」
<学生>
「難しい」
若者の政治離れが叫ばれる中、イベントに参加した学生は普段交流することが少ない議員に、積極的に話しかけていました。
<参加した大学生>
「今までは全く関係ないって思っていたけど、自分たちの生活と繋がっているし、身近な存在だなと思ったので、私たちも1票に責任があるなってすごく思いました」
<伴卓県議>
「まずはやっぱり知ってもらうとか、話したことがあるというのが第一歩だと思っていますので、良い機会になりました」
7月3日から始まる参議院選挙。イベントを企画した学生は、活動を通して若者の投票率アップにつなげていきたいと話します。
<NPO法人ドットジェイピー静岡支部 加藤希彩代表>
「これからの国を担っていくのって、やはり今の若者世代なので。こういったイベントを通じて、実際に議員さんと話し合うことで、少しでも(政治に)興味を持つ学生が世の中に増えていったらいいなと思います」
参院選は7月3日に公示され、7月20日に投開票が行われます。
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