
きっかけは被害女性2人のSNSのやりとりか 浜松ガールズバー刺殺事件から1週間 警察は全容解明を進める

浜松市のガールズバーで店長と従業員の女性が殺害される事件が起きてから、1週間が経ちました。事件のきっかけとなったのが被害女性2人のSNSのやりとりだったということが明らかになってきました。
事件は7月6日の未明、浜松市中央区の繁華街の狭い路地にある店で起きました。
<目撃者>
「被害者の方がストレッチャーに乗せられて運ばれていく姿を見てしまったので怖い」
ガールズバーの店長の女性と従業員の女性が「ククリナイフ」と呼ばれる特殊なナイフで複数回刺され、死亡しました。逮捕されたのは、静岡県袋井市の無職の男(41)。この店の常連だったということです。
<近所に住む人>
「ケンカしている様子は何回か見かけた。警察の人が来たのも見たので怖いなと」
事件のきっかけは、SNSだったとみられます。捜査関係者によりますと、容疑者の男は被害者女性2人のSNSのやり取りの中で「うざい」などと書かれたことを知り、犯行に及んだということです。
事件当時、容疑者の男は「ばかにしやがって」などと叫んでいたといい、警察は強い殺意を持っていたとみています。さらに…
<浜松総局 鈴木康太カメラマン>
「事件直後、警察は現場近くで1台のレンタカーを押収しました。借りたのは容疑者の男でした」
<レンタカー店従業員>
「コインランドリーに停まっているのをみて、コンビニに停まっているのを見て。『何をしているだろう』と。レンタカーを借りたら、買い物にいったり、遠出したりするのに、目と鼻の先にいたのでずっとちょっとおかしいなぁと」
袋井市内のレンタカー店で車を借りた容疑者の男。7月4日には契約の延長をしたということです。事件前日に熱海市内で「女性が助けを求めている」という第三者からの通報があり警察官が駆け付けましたが、すでに姿はありませんでした。目撃されたのは、容疑者の男と従業員の女性とみられています。
なぜ、容疑者の男がSNSの内容を知ることができたのか、警察は引き続き、事件の全容解明を進めています。


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