2025年8月3日
静岡新聞運動部

ジュビロ磐田、秋田に1-4と大敗…佐藤凌我と江崎巧朗、川合徳孟がチームの課題を語る「セットプレーで流れを変えるのが一番理想」


J2リーグ戦は3週間ぶりに再開し、ジュビロ磐田は8月2日、ヤマハスタジアムでブラウブリッツ秋田と対戦し、1-4と大敗しました。秋田の得意とするセットプレーなどでもろさを露呈しました。

J2での4失点は2014年7月26日の横浜FC戦、同年9月23日の水戸ホーリーホック戦以来となるクラブワースト記録でした。先制ゴールを決めた佐藤凌我選手と、江崎巧朗選手、川合徳孟選手のコメントです。

佐藤凌我選手


-8試合ぶりの得点でした。

背後の動きに対してスペースを作ってくれていたので、そこに入ることができました。

-先制点は狙い通りの形だった。
そうですね、1点目も横を揺さぶってからのクロスだったので、いい形で取れただけに、その後のサッカーというのはイマイチでした。

-修正は難しかった。
セットプレー(への対応)はやっぱり難しいなと感じましたね。流れは関係なく一発で決められてしまうので、あそこは準備と、相手に対してどこで狙ってくるかというのを準備がどれくらいできていたかと言われると、そこが足りなかったという感じです。

-今季は秋田のようなチームに苦手意識があるが。
自信を持って自分たちのサッカーをやれているかというところですね。そこが全てだと思います。やってくることは分かっていたので、それに対して自分たちのサッカーができなかった。悔しいですね。

-その原因はフィジカル的なところか、メンタル面か。
メンタル的なところじゃないですか。ああいうサッカーをしてくるのは分かっているし、かといってこっちにも色があるし、いきなり身長が大きくなるわけでもないし、どれぐらい相手の良さを消してサッカーができるかというところだと思います。

ボールを持つ時間を長くしたり、相手に蹴らせないようにしたりすればよかったと思います。

江崎巧朗選手

-大敗となった試合を振り返って。
セットプレーで集中していないわけではないですが、ちょっとした隙のところでまだまだかなというところで、セットプレーの重要性というところが今日あったので、次に向けて改善していきます。

-試合の入りは良かった。
自分たちがボールを持って、背後を狙ってというところもあったんですけど、途中から背後がなくなって足元足元になって、どんどん後ろ向きというプレーが増えてきたので、そうなってくると自分たちでやりたいことがなかなかできなくなる。

センターバックがフリーだったので、フリーで持っているときにもう少し背後への積極的にパスだったりアクションというのも出していければ。2点目を先に取れなかったというのが今日の敗因かなと思います。

-ヤンファンデンベルフ選手との連係について。
ビルドアップのときは(相手が)そんなに来なかったんですが、もう少し守備のときにコミュニケーションを取りながらできればよかったと思います。

-ストレスがかかる試合だった。
試合のテンポが上がらないので、そこに対してストレスを感じないようにというのは意識していましたけど、なかなか難しかったです。プレーが長く切れたときとかに締められる選手が必要だったなと思います。

-幸いにも上位陣も今日は苦しんだようで、それほど離されていない。
次の試合へ一個一個、勝つための準備というところも含めてしっかりやっていかないといけないかなと思います。

-秋田のようなチームにもろいが、今後の対策は。
集中力を切らさないところと、ファーストで競り勝つ、勝たないというのはボールとかにもよるので、その後拾って、自分たちのボールにどれだけできるかというところも、そこにもう少しフォーカスしてやっていきたいなと思います。

川合徳孟選手

-U-22日本代表のウズベキスタン遠征を終えたばかりでの先発だった。
前日の練習をやって、試合に臨みました。準備はできたと思ったので(先発を言い渡されて)そこまで驚きというのはなかったです。

-ウズベキスタンの移動時間はどれくらいだったか。
9時間半かな。(時差ぼけなどは)大丈夫でした。

-試合を振り返って。
入りはチームとしていい攻撃もできていましたし、先制点を決められてこっちに流れが来ると思ってたんですけど、やっぱりセットプレーで相手に流れを持っていかれてしまうというのが本当に良くないし、チームの課題だと思います。

-どうやって流れを変えようと思ったか。
本当に相手がやってきた通り、セットプレーで流れを変えるのが一番理想というか、それが一番勢いづけられると思うので、そこは自分たちも真似しないといけないところですし、もっともっと1点目を決めた後に、こっちにもっと流れを持ってこられるように内容で圧倒できれば良かったかなと思います。

-このような試合展開は予想された。
試合前からセカンドボールの回収というのは意識していて、あまり拾えるシーンは多くなかったですけど、そういったところを増やせなかったというのも自分の課題ですし、もっともっと相手に対して自分のやり方を変えられるようにしていきたいなと思います。

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