「意見の違いがあったのは聞いています」静岡・公民館刺殺事件で無職の男を逮捕 容疑者と殺害された男性は農業を通じて面識があったか 庭木巡るトラブルも

静岡市の公民館で会合に参加していた男性が乱入してきた男に殺害された事件で、警察は8月5日、54歳の男を逮捕しました。地元の人によりますと容疑者の男と殺害された男性は農業を巡り意見の違いがあったということです。

8月5日、殺人などの疑いで逮捕されたのは静岡市駿河区中島の無職の男（54）です。警察によりますと容疑者の男は8月2日午後7時半頃、静岡市駿河区中島の公民館に侵入し、会合に参加していた78歳の男性を刃物で複数回刺し殺害した疑いが持たれています。

容疑者の男は男性を刺した後、その場で自身の首を刺し入院していましたが、回復したため、8月5日の逮捕に至ったということです。

亡くなった男性と容疑者の男を知る人によりますと、容疑者の男は以前農業をやっていて、殺害された男性とは、農業に従事する人たちの集まりを通して面識があったといいます。

＜2人を知る人＞
「畑の使い方に関して（殺害された男性が容疑者の男に）アドバイスをしていたというのは聞いた。意見の違いがあったのは聞いています」

また、容疑者の男が管理する建物の庭の木が道路にはみ出していたことなどを巡り、殺害された男性らが容疑者の男に注意をしたこともあったということです。警察によりますと容疑者の男は容疑を一部否認しているということです。