2025年8月11日

ジュビロ磐田のハッチンソン監督、「今最大の敵は自分たち自身」 1−3で敗れたいわき戦後にコメント
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ジョン・ハッチンソン監督
-試合の総括を。非常にタフな試合になったというところで、厳しい夜でした。おそらく今シーズン初めてだと思いますが、試合後に選手と話をしました。非常に難しい状況に置かれているということと、この状況は誰も助けてくれないからこそ、自分たちでどうにかしなければいけないということを話しました。
セットプレーから2失点すれば非常に厳しくなります。このセットプレーが今シーズンの結果に大きく影響が出てしまっています。ただ、いわきさんも素晴らしいパフォーマンスでした。非常に良いプレスをかけてきて、プレッシャーの中でプレーしなければいけませんでした。
ただ、今最大の敵となっているのは自分たち自身です。自信を失っている。僕は選手たちを信じているからこそ、この結果は残念でしょうがないんですけど、選手たちをいかに引き上げつつ、戦い続けるかというところだと思っています。
次は大きな試合が控えているので、パフォーマンスをしっかりと上げて臨まなければいけません。その中でも何人か、個人的には厳しいパフォーマンスだなと思うところもありますけど、チームとしてこれだけセットプレーで失点していれば勝てない。チーム全体を理解しなければいけないと思います。
-最終ラインを中心に選手を入れ替えた理由は。
秋田戦が残念な試合で、セットプレーで3失点、今週に関しては2失点したんですけど、ディフェンダー陣にはまずはしっかり守るというところを期待しているんですけど…。
-ビルドアップもできなかった。
そこは確かに良くなかったなと思っています。自信をなくしてるのか分からないですけど、例えば中断前の札幌戦に関しては完全に崩し切って大勝したところから、休みを挟んで全く違うチームになってしまったなと思います。そこのバランスを見つけなければいけません。
いわきさんのプレスは良かったんですけど、何か特別良かったかというと、そうでもないので。自信なのか何なのか。チームの最適なバランスを見つけなければいけないなと思っています。
ただ毎週言っているように、私のチームで、私の責任でもあるので、そこは大きく責任を感じてはいるんですけど、個人に目を向ければ、いいパフォーマンスもあれば良くないパフォーマンスもあった。個人のパフォーマンスに関しては、選手も責任を持ってやらなければいけませんし、最適解を見つけるまでは変えていく必要があると思っています。
ただジュビロのフットボールをまた引き上げて戻していかなければいけない。この2週間に関しては共有できるパフォーマンスもないので、2試合でセットプレーから5失点、僕がサッカーを見てきた中でもそうはないので、本当に厳しいと思っています。
今週もセットプレーに関してハードワークしてきている中での2失点はきついという感想を持っています。ただこういった厳しい状況に置かれたときは戦うことでしか抜け出せないと思っているので、しっかりハードワークと戦うこと。抜け出すために選手自身も、私自身も、全員が自分自身のため、そしてチームメイトを信じてお互いのために戦うことが必要かなと思っています。
-井上潮音選手が途中から入ってチームは変わった。今後への期待は。
ウチに来てから練習試合を3回やっていて、スタメンに近づいたなと思ったらけがをして、藤枝との練習試合で3回目をやってしまいました。やっと良くなってきたなと思います。素晴らしい選手だからこそ獲得したんですけど。大毅(金子選手)も力也(上原選手)も非常に素晴らしい選手でありながら、潮音はチームに付加価値をもたらしたと思っています。
昂志郎(角選手)も今日途中から出て、素晴らしいパフォーマンスでした。休み前後でちょっとパフォーマンスを落としていましたが、今日に関しては非常に素晴らしかったので、この2人に関しては来週スタートに近いと思います。
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