2025年8月29日
静岡新聞運動部

リカルドグラッサ、攻守で輝きを取り戻す!プライベートの充実がプレーに好影響か。

ジュビロ磐田のリカルドグラッサ選手が攻守で輝きを取り戻しています。3試合ぶりに先発した8月16日の首位水戸ホーリーホック戦で先制点をアシストしたほか、終盤に粘り強い守備を見せました。

8月23日のカターレ富山戦は、上原力也選手のFKをとっさの判断でスルーし、井上潮音選手の移籍後初得点を演出しました。好調の要因はプライベートにもあったようです。

リカルドグラッサ選手



-お子さんが生まれたそうですね。おめでとうございます。
(日本語で)アリガトウゴザイマス。ガール、ガール2人目です。20日の水曜日に生まれました。

-江崎巧朗選手も生まれたようで、両センターバックにおめでたが続きました。
江崎巧朗選手の子どもは、いわき戦の後くらいに熊本で生まれたと聞いていました。

しばらく一緒にプレーしていなかった中でも、また2人でプレーするようになり息の合ったプレーをすることができました。

何より僕たちの子供たちが健康に、丈夫に生まれてきてくれたのが一番うれしかったです。

-江崎選手もグラッサ選手とはやりやすさがあると話していました。
開幕からコンビを組み始めて、ずっと一緒にプレーしていたんですけど、江崎巧朗選手も言ってた通り、プレーしている時間が長い分、やりやすさは僕も感じています。

何よりこの2試合、僕たちが改めて組み直した後から2連勝することができたのがすごく良くて、他のセンターバックの選手たちもすごくいいですね。

僕たちも含めていい競争ができている中で、チームとして結果が出たのが一番良かったのかなと思っています。

-グラッサ選手もキレを増しているように見えました。
最近プレーした中では熊本戦(7月6日)は自分のパフォーマンスと比べて少し悪いものが出てしまったのかなという感じでした。

日頃練習からしっかりトレーニングを積み重ねることができていたので、札幌戦(7月12日)の方がパフォーマンス的にはこの2試合を比べたらよかったなという感覚はありました。

今いい形でトレーニングを積んだ中で、この2試合もいいパフォーマンスを出すことができているので、これを続けていくのが大事なのかなと思っています。



-富山戦の先制の場面は井上選手によると即興だったと話していました。
ルヴァン杯の清水戦(4月9日)で似たような場所から自分がゴールを決めたのを覚えていたので、上原力也選手にまず話をし、清水戦の時と一緒のプレーをしようと。

上原力也選手に清水戦と一緒のボールをくれって話をして、自分が決めるイメージでした。

松原后選手にも富山の39番をうまくブロックしてくれという話をして、うまくブロックしてくれて、僕は1回マークを外して前に入ることができましたが、思ったより相手のリアクションが早く、シュートを打ったときにブロックされるのが嫌だなと思い、スルーを選択しました。

ちょっとだけボールには多分触っていると思うんですよね。後ろに誰かがいたのはわかっていたので、最終的に僕がスルーするみたいな形の中で、井上潮音選手が決めてくれました。

試合の中でしっかり話をして、その時々の課題、何をしないと駄目なのかを決めて実行に移すのがすごく試合の中で大事だと思っているので、最終的にあれがゴールに繋がって得点出来ました。いいゴールでした。

最近セットプレーの練習をすごく積み重ねている成果がそこでも出たのかなと思っています。

まずコーチ陣の久藤清一さん、川口能活さんだったり、西野泰正コーチもそうなんですけど、ハッチンソン監督がセットプレーに関してはコーチ陣に任せてくれているので、今練習の中で積み重ねているものが試合で出ていると思います。

ただ、決めたゴールに関しては即興でという話が出ていましたが、日々セットプレーのトレーニングを積み重ねないとそういった即興もあの場ではできないと思います。

そこは本当にうまくコーチ陣が僕たちを導いてくれて、実行に移す僕たちがああいったプレーを選択してゴールが決まったというところなので、日頃のトレーニングの積み重ねなのかなと思っています。



-そろそろグラッサ選手もゴールを。
この試合に関して言えば39番が自分をマークしてるというのが最初の方でわかったので、西野泰正コーチにも話しましたが、僕がサインで、ファーというのであれば自分がニアに行く。ニアというサインだったら僕はファーに。

自分を犠牲にしてじゃないですけど、うまく自分がマークを引き連れることで空いたスペースでうまく選手たちがやってくれればいいな、ということをすごく意識していたところもありました。

コーナーキックで江崎巧朗選手がファーでヘディングしたところがありました。そこも自分を見てもらえれば、うまくマークを引き連れてフリーにできていると思うので、そういったところは試合の中でうまく機能したところではあるのかなと思っています。

-今日練習の中で前線に上がってシュートした場面がありました。
試合でも自分の前にスペースがあるときはうまくボールを運んだ後にパスをして、止まるんじゃなくて前のスペースをアタックする、という意識はありました。

最終的に今回はボールは来ませんでしたが、やっぱり続けることに意味があると思っています。

ああいったプレーを続けることでいつか僕の方にボールが転がってくると思うので、そういった中でうまく決めることができたらなと思っています。

静岡新聞社編集局運動部がサッカーや野球、バスケットボール、ラグビー、バレーボールなど、さまざまなスポーツの話題をお届けします。紙面では紹介しきれない選手たちの表情や、ちょっとしたこぼれ話をお楽しみに。最新情報は運動部の公式X(旧Twitter)でチェックを!

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