
終了理由は体力の限界...静岡・浅間通りの手作りどら焼き店「河内屋」閉店へ 別れを惜しみ始発で駆けつけるファンも=静岡市

開店前から70人以上の長蛇の列
静岡市で長年愛されてきたどら焼き店が2026年2月28日に、閉店を迎えます。香ばしい生地とたっぷりのあんこ。思い出の味を求める人たちが連日、長蛇の列を作っています。
きれいに磨いた銅板の上で焼くどら焼き。静岡市葵区の浅間通りに店を構えるどら焼きの「河内屋(かわちや)」。
27日も開店前から70人以上の人たちが列を作っていました。
<朝7時半に並んだ客>
「きょうは神奈川から来ました」
「私がもともと行きたくて、なかなか機会がなくて。閉店されると聞いて、最後に来たいなと思って来ました」
<浜松から始発で来た客>
「(大学時代に)講義が終わった後、ここでどら焼きを食べるのが憩いの場、癒やしだった。今まで4回くらい並んで買えず、きょうこそはと思って始発で来ました」
なんと列の先頭は午前5時半から並んでいたという人気のどら焼き。
夫婦二人三脚で守り抜いた「手作りの味」
<河内屋・森廣良さん>
「はちみつと日本酒(いれながら)」
Q. 味の決め手?
「そう」
はちみつや粉ミルクなど選び抜いた素材でブレンドされたどら焼きの生地。1988年の創業以来、夫婦二人三脚で生地作りから手がけてきました。
<河内屋・森廣良さん>
「初めは65歳くらいでやめようと思ったけど、75になっちゃったから、そろそろいいと思って」
閉店の理由は「体力の限界」です。いまは多くのどら焼きが機械で作られていますが、森さんたちは一貫して手作りにこだわり続けてきました。ふっくらとした生地に、自家製のあんをたっぷりはさむ。
近年はSNSでも注目を浴びるなど幅広い世代に親しまれてきましたが、40年近く続いたこの光景も2月28日で見納めです。
「こんなに幸せなことはない」あす最終日は無料配布へ
<河内屋・森廣良さん>
「やりつくした、もうやりたくない。手紙を持ってきてくれたり、いろんなものを持ってきてくれたり。こんなに幸せなことはない」
河内屋のどら焼き販売は2月27日で終了しました。
最終日となる28日は、午前11時半から約400個のどら焼きを無料で配る予定だということです。
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