
「ちょっと頼みにくいし、頼まれにくい」どうする? 部活の移動手段 ガイドラインで"県外遠征"禁止の自治体は

福島県の磐越道で高校生など21人が死傷したバスの事故を受け、部活動の安全管理の徹底がいま求められています。
中学校の部活で県外遠征を「原則禁止」にしている自治体もありますが、保護者や学校側からは対応の難しさを漏らす声があがっています。
■富士市中学校部活ガイドラインと「原則禁止」の背景
放課後の部活動の時間、富士市の鷹岡中学校では、女子バレーボール部などが夏の大会にむけて熱の入った練習に取り組んでいました。
福島県・磐越道のマイクロバス事故を受けて、いま部活動の移動の安全管理が問われています。

<富士市教育委員会 野村直樹学校教育課長>
「これが富士市中学校部活ガイドラインになります。この中で、ここにですね、練習試合等についてということで、基本的に県外への遠征は行わないというように規定をしておりまして」
富士市は2018年度に公立中学校の部活動についてガイドラインを制定しました。
練習試合は市内や近隣市町など「片道1時間以内」の場所にとどめ、県外への遠征は「原則禁止」としています。遠征先での交通事故防止や、生徒と保護者の負担軽減が狙いです。
■「送迎の不安」を抱える保護者の現実
練習試合会場への移動は「保護者の送迎」が中心。
PTA副会長の星屋さんは、今回のバス事故を受けて、保護者として改めて送迎の難しさを考えさせられたと言います。
<富士市立鷹岡中学校PTA 星屋未来副会長>
Q. 今までと同じ感覚で乗せてってくださいと言いにくいですか?
「そうですね。ちょっと頼みにくいし、頼まれにくいというか、少し怖いなとは思います。もし私がいけない場合は、娘もお休みさせる形になってしまうんじゃないかなと思います」
■学校現場における情報共有と安全管理の模索
部活動の顧問を務める教諭側も、大会で遠くに移動する場合は一層の安全管理が必要だと考えています。
<富士市立鷹岡中学校 齋藤章治教諭>
「我々もバス会社と連携を取らせていただくんですけど、今回であれば免許証や、これまでの実務の部分の内容も、改めて、子どもの安全を守るためにしっかりとより丁寧な情報共有をしていくことが必要になるのかなと」
生徒の安全をどう守っていくのか。部活動の現場では模索が続きます。
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