2026年5月19日
シズサカ編集部

Sリーグ前期全日程終了!S1はバディFC、S2は藤枝東FCが首位で折り返すことに

Sリーグ前期終了


5月17日、県内各地でSリーグ前期最終節が行われた。 S1・S2ともにここまで暫定1位であったバディFC、藤枝東FCがそれぞれHonda FC、藤枝明誠SCに勝利し、首位を維持したま折り返すこととなった。

S-1結果 

第11節

浜松和田JFC 2 – 0 オイスカFC
バディFC 2 – 1 Honda FC 
高部JFC 0 – 0 TOKAI SA
FCガウーショ 4 – 0 FC STELLA焼津
エスパルス三島 0 – 5 SALFUS oRs
清水エスパルス 1 – 2 SEPALADA富士

S-2結果 

第11節

藤枝東FC 5 – 1 藤枝明誠SC
静大附属浜松FC 2 – 2 カワイSC
ロプタ富士 0 – 2 GAREINO清水
蹴力HANASHI FC 2 – 1 SAGARA FC
キューズFC浜松 1 – 1 初倉FC
ALA裾野 1 – 2 アスルクラロ沼津
 

順位表だけでは見えない景色も

約2カ月にわたって行われたSリーグ前期の全日程が終了。振り返れば、この短い期間の中で本当に多くのドラマが生まれていた。

急成長を見せたチームもあれば、“相性”によって思わぬ勝敗が生まれる試合もあった。順位だけを見ればシンプルに見えるリーグ戦だが、その中には数字だけでは語れない時間が確かに存在していた。

きっとどのチームにも必ず物語がある。首位を走るチームだから順風満帆かと言えば、決してそうではない。むしろ上位にいるチームほど、指導者が厳しく選手たちへ声をかける場面も多く見てきた。勝っていてもなお、求め続ける姿勢がそこにはあった。

勝ち負けで結果が決まるスポーツは、とてもシンプルで、ある意味では公平だと思う。

どれだけ内容が良くても、最後に点を多く取ったチームが勝つ。順位表に並ぶ数字だけを見れば、それがすべてのようにも見える。

ただ、その結果にたどり着くまでには、それぞれのチームや選手たちの数え切れないほどの過程がある。

怪我人を抱えながら戦っているチームもある。思うように結果が出ず、それでも毎週必死に積み上げているチームもある。試合に出られない悔しさを抱えながら、それでも仲間を応援し続ける選手もいる。

だからこそ、サッカーは公平でありながら、決して単純なものではない。結果だけでは見えない想いや積み重ねが、その一試合一試合の裏側には確かに存在している。

最終節後、高部JFC監督であり、Sリーグ発足の中心人物でもある設楽監督と話をさせていただいた。その頃には、時計の針は19時を過ぎようとしていた。それでも、まだ動き足りない選手たちがピッチで交流戦を続けていた。そんな光景を見ながら、設楽監督はこう話した。「これがSリーグの醍醐味だ」。

試合に出られなかった選手も、きっといたはずだ。それでも何もせずに帰るのか、たとえ公式戦ではなくても同じピッチに立って戦って帰るのか―そこには大きな違いが生まれる。

「試合に出た、出なかった、ではなく、戦うことの意味を少しでも理解して、それを経験値にすることにSリーグの意味がある」。

さらに設楽監督は、Sリーグを立ち上げた理由についても話してくれた。同じリーグ戦を戦うチーム同士が交流を持ち、指導者同士も情報共有をする。そうした様々なつながりを通して、地域との関係性が広がっていく。静岡県は広い。だからこそ、Sリーグや県大会の時だけで終わる関係ではなく、普段から交流を持ち続けていくことが大切だという。その積み重ねが、結果として静岡県全体のサッカーを豊かにしていく。

設楽監督の言葉からは、単なるリーグ戦ではなく、“地域をつなぐ場所”としてSリーグを作り上げたいという想いが伝わってきた。

暗くなり始めたグラウンドで、楽しそうに、そして真剣にボールを追いかける子どもたちの姿。順位や結果だけでは見えないものが、そこには確かにあった。

それぞれのチーム、それぞれの選手たちが積み重ねた時間こそが、このSリーグの価値なのかもしれない。

取材:山下景子

「静岡サッカーが、好きだ!」そんなあなたにうれしいサッカー情報を、プロから高校、ジュニア世代まで幅広くお届けする無料アプリ。静岡新聞SBSのサッカーコンテンツが大集合しています。すべての静岡サッカー愛は、ここに集まる!

サッカー
少年サッカー

あなたにおすすめの記事

  • 藤枝東FCの変化とGAREINO清水の躍動/仲間への思いが交差したSリーグ前期折り返しに見えた“今” <Sリーグ第5・6節結果>

    藤枝東FCの変化とGAREINO清水の躍動/仲間への思いが交差したSリーグ前期折り返しに見えた“今” <Sリーグ第5・6節結果>

    シズサカ編集部

    #サッカー
    #少年サッカー
  • Sリーグ前期を彩る“二人の主役” 岩渕朔奈(静大附属浜松)が放つ冷静な輝きと、青木翔海(バディ)が導く無敗首位の真価 <Sリーグ第7・8節結果>

    Sリーグ前期を彩る“二人の主役” 岩渕朔奈(静大附属浜松)が放つ冷静な輝きと、青木翔海(バディ)が導く無敗首位の真価 <Sリーグ第7・8節結果>

    シズサカ編集部

    #サッカー
    #少年サッカー
  • S1リーグ、注目の好カード“高部JFC vs SALFUS oRs”!勝敗の先にある成長、それぞれの現在地 <Sリーグ第3・4節結果>

    S1リーグ、注目の好カード“高部JFC vs SALFUS oRs”!勝敗の先にある成長、それぞれの現在地 <Sリーグ第3・4節結果>

    シズサカ編集部

    #サッカー
    #少年サッカー
  • まだ終わらない―「SAGARA FC初勝利」「ALA裾野の劇的逆転」S2残留争いは最終節、そして後期リーグへ <Sリーグ第9・10節結果>

    まだ終わらない―「SAGARA FC初勝利」「ALA裾野の劇的逆転」S2残留争いは最終節、そして後期リーグへ <Sリーグ第9・10節結果>

    シズサカ編集部

    #サッカー
    #少年サッカー
  • 静岡県最高峰「Sリーグ」開幕!2025年度NTTカップ優勝のオイスカFCが躍動の好スタート

    静岡県最高峰「Sリーグ」開幕!2025年度NTTカップ優勝のオイスカFCが躍動の好スタート

    シズサカ編集部

    #サッカー
    #少年サッカー
  • 【速報・NTTカップ静岡県U-12サッカー】藤枝東FCが4−3でバディFCを下して初優勝。エース中島広翔が驚異の4ゴール

    【速報・NTTカップ静岡県U-12サッカー】藤枝東FCが4−3でバディFCを下して初優勝。エース中島広翔が驚異の4ゴール

    シズサカ編集部

    #サッカー
    #少年サッカー
    #磐田市
    #藤枝市
  • バディFC、清水エスパルス、藤枝東FC、サルファスが4強入り!<NTTカップ静岡県U-12サッカー大会>

    バディFC、清水エスパルス、藤枝東FC、サルファスが4強入り!<NTTカップ静岡県U-12サッカー大会>

    シズサカ編集部

    #サッカー
    #少年サッカー
  • <高円宮杯U-15東海リーグ>藤枝東FCジュニアユースが2−1で藤枝明誠SCに競り勝つ。MF増田大耀が圧巻のFK含む2ゴール

    <高円宮杯U-15東海リーグ>藤枝東FCジュニアユースが2−1で藤枝明誠SCに競り勝つ。MF増田大耀が圧巻のFK含む2ゴール

    シズサカ編集部

    #サッカー
    #中学サッカー
    #藤枝市
  • 【フォト】藤枝MYFC、いわきFCに1-3で敗れる <J2リーグ第35節>

    【フォト】藤枝MYFC、いわきFCに1-3で敗れる <J2リーグ第35節>

    静岡新聞写真部

    #サッカー
    #藤枝MYFC
  • 【フジパンカップU-12サッカー静岡県大会・男子決勝】藤枝東FCジュニアが1−0でステラ焼津に競り勝ち3年ぶり優勝

    【フジパンカップU-12サッカー静岡県大会・男子決勝】藤枝東FCジュニアが1−0でステラ焼津に競り勝ち3年ぶり優勝

    シズサカ編集部

    #サッカー
    #少年サッカー
    #藤枝市