2024年5月3日

【Goose Effectの浜松公演】テクニカル、なのに温かい

3オクターブの音が出るオリジナルのオカリナを操る大沢さん。流麗な旋律は、時にフクロウやスズメのささやきのようであり、時にプログラミングされた電子音のようであり。自在な装飾音は、キャンバスに細い筆を落とす所作を思わせた。楽曲の繊細な陰影に感動。これまで聴いたオカリナ演奏の中で群を抜いてテクニカル、なのに温かい。それは決して激することがない楽器の特質に、演奏者の音楽への強い熱情が加わってのものだろう。(は)
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