
「甲子園出場達成できたのは特別なものがある」主力は“センバツ初V年”生まれ 常葉大菊川フルスイングで2度目の頂点へ
第97回選抜高校野球大会が3月18日、阪神甲子園球場を舞台に開幕しました。2年ぶり出場の常葉大菊川ナイン、センバツ初優勝の年に生まれたメンバーがチームを引っ張っています。
2年ぶりにピンストライプのユニホームが夢舞台に戻ってきました。18年前の春、このユニホームが旋風を巻き起こしました。常葉大菊川(当時常葉菊川)は、エース田中健二朗投手(現くふうハヤテ)を擁し、超攻撃的フルスイング打線で日本一に輝きました。
この年に生まれたのが、2025年のチームの主力です。チームの武器は経験値。2024年の夏からレギュラーの選手が7人残りました。
<常葉大菊川 橘木千空キャプテン>
「突出した選手はいないんですけど、チーム力で勝っていくのが今年のチームだと思う」
打撃で注目なのが、トップバッターを務める橘木千空キャプテン(新3年)。秋の2つの大会で、5割8分1厘と大爆発。まさに打線のけん引役です。
<橘木キャプテン>
「1番バッターとして、フルスイングで先頭バッターから入っていって、長打を狙ってやっていきたい。常葉大菊川らしい野球で勝ち進んで、甲子園の舞台で戦い抜きたい」
投手陣は二枚看板。まずは、サウスポーの大村昂輝投手(新3年)。秋の大会では、およそ52イニングを投げて、与えた四死球はわずか4つと、抜群の制球力が武器です。
<常葉大菊川 大村昂輝投手>
「コントロールという分野で、テンポを考えて、制球力は自信を持っている。自分ができることは変わりないと思うので、チームに貢献できるように頑張りたい」
そして、急成長を遂げているのが、新2年生の佐藤大介投手。センバツでは、エースナンバーを背負います。監督のアドバイスを受け、筋力アップに励み、体重を5キロ増やした佐藤投手。球の速さとキレが増したといいます。
<常葉大菊川 佐藤大介選手>
「(監督から)期待されての背番号『1』だと思うので、しっかり甲子園という夢の舞台で、いいピッチングをしてみんなから納得をしてもらえる1番になりたい」
このチームを率いるのは石岡諒哉監督です。レギュラーのキャッチャーとして初優勝に貢献。その年に生まれたのがいまの新3年生です。
<常葉大菊川 石岡諒哉監督>
「優勝した年に生まれた選手たちと(甲子園出場を)達成できたというのは特別なものがある。選手がこの冬やってきたことを100%出し切れるような環境づくり、準備をしてあげたい」
「チーム力」で挑む2年ぶりの夢舞台、目指すは、2007年以来の春の頂点です。
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