2025年5月29日

サッカージャーナリスト河治良幸
E-1選手権で清水エスパルスから代表入りする有力候補を探る

清水エスパルスは3年ぶりとなるJ1で19試合を戦って勝ち点25を獲得。9位とまずまずの位置に付けている。5月25日にはアイスタで、リーグ2連覇中のヴィッセル神戸に3−2と競り勝った。チームの成績とともに気になるのが、7月に韓国で行われるE-1選手権で、誰が日本代表に選ばれるかだ。





ここまで候補にあげてきた北川、高木、宇野のポジション以上に、松崎が得意とする2列目にはJリーグにも多くの有力候補が潜めいていることも確かだ。大卒ルーキーの中村草太(サンフレッチェ広島)やACLエリートでブレイクした伊藤達哉(川崎フロンターレ)、ここまで5得点を記録している俊足の山下諒也(ガンバ大阪)、”古都のネイマール”の異名を持つ奥川雅也(京都サンガ)など、シャドーの候補は多いが、J1で見せているパフォーマンスは松崎も引けを取らない。さらに活躍を続けていけば楽しみだ。

リーグ戦は6月1日のセレッソ大阪戦で一旦区切りとなり、代表ウィークの中断期間を挟んで6月15日のガンバ大阪戦を迎えるが、11日には天皇杯の松本山雅戦もある。6月終わりと見られるE-1選手権のメンバー発表まで、清水の勝利を追い求めながら、いかに個人としてもアピールしていけるか。選手たちのパフォーマンスに期待していきたい。
タグマのウェブマガジン「サッカーの羅針盤」を運営。サッカー専門新聞「エル・ゴラッソ」の創刊に携わり、現在は日本代表を担当。世界中を飛び回り、プレー分析を軸にワールドサッカーの潮流を見守る。
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