2025年8月1日

藤枝MYFCの須藤監督と2戦連発中の浅倉廉が考えるレノファ山口戦のポイントとは?

J2藤枝MYFCは8月2日、ホームでレノファ山口FCと対戦します。13位の藤枝にとっては、中断期間明けの初戦を勝利で飾り、上位浮上へ再スタートを切りたいところです。重要な一戦に向け須藤大輔監督と、公式戦2戦連続得点中の浅倉廉選手が意気込みを語りました。
須藤監督「決めきることが大事」
―中断期間はどのようなテーマを持って臨んでいたか。
中断前の天皇杯・広島戦で、ある程度自分たちで相手を見ながらボールを動かすことができたという自信がついたと思います。ゴールネットを揺らせないのが課題でしたが、2回揺らせたことも自信になっています。でも日本代表クラスが入ってきた時に受けに入った部分があった。
逆を言うと、次の点を取れていれば勝てたのかなという感覚があります。それを考えると、やはり決めきることはまだ継続した課題なのかなと思います。
あと個の部分でつぶせずにやられているというのはあったので、J1だろうがJ2の上位だろうが、個でつぶすところ、剥がすところにフォーカスしてトレーニングをしてきました。分析は相当されると思うので、その上を行くように新しいことをチャレンジしていきたいなと。その準備に時間を割いてきました。
―修正部分というのはゴール前か。
ゴール前の攻防とビルドアップ時のリスク管理です。カウンター対応はずっと課題として取り組んでいて、前半戦が終わってからアナリストとすり合わせました。カウンター対策はボールの失い方が悪く、全員が前のめりになってスペース、人の管理ができていないというところがある。ただ後ろが重くなりすぎてもらいたくはないです。
―0−0だった前回対戦を踏まえ、今回の山口戦は何が鍵になるか。
決めきることが大事になると思います。やはり失い方が悪いとカウンターもあるし、前への推進力が非常にあるので、後半戦のテーマが全部(結果に)出る試合だと思います。
―目標のトップ6とは勝ち点11差。現状をどう捉えるか。
本当にギリギリだと思います。連勝をしていくということを考えると、たどり着かない数字ではないのですが、前半戦がこの勝ち点で終わっているということは、そんなに一筋縄にはいかない。
前半戦でできなかったことをやらなければいけないです。でもそれはほんの少しのことだと思うんです。できないというのはまだ習慣化していないからなので、習慣化して徹底することを意識していきたいです。
MF浅倉廉「今は負ける感覚ない」
―調子は良い感じか。
試合にならないと分からない部分もありますが、感覚的なところは問題ありません。
―中断期間で特に意識して取り組んだ点は。
得点、数字を増やしていくために、ゴール前のポジショニングや動きを確認してきました。
―公式戦3戦連発の経験は。
2戦連発が初めてでした。いけるところまでいきたいですし、今まで1試合複数得点がないので、個人として一段階上に行くために、そういったところも意識していきたいです。
―山口の印象は。
結構ブロックを組んでくるイメージで、失点が少ない印象です。個人的にもブロックを組まれて中も人が多い状態で、中でターンするのはやりにくかったです。チャンスは多くないと思いますが、ワンチャンスを決めていきたいです。
―チームは今リーグ3戦負けなし中。
中断期間に入っていましたが、今は負ける感覚はないし、勝てると思っています。いつも通りに力を発揮すれば問題ないと感じます。
―オフは何をしていたか。
4日間だったので、家族や地元の友人と(会った)。ずっと休みが合わなかったのですが、土日も挟んでいたので、地元に帰って懐かしい人たちと会いました。やはり地元はめちゃめちゃ良かったです。
―監督からオフ明けはハードにやるとくぎを刺されていた。
脅されていました(笑)実際きつくて、マジかと思いました。オフ中は気になって気になって休めた気がしないです(笑)
―暑さは強いタイプか。
弱くはないです。耐えられると思います。
―静岡学園高時代に相当走っていたと。
めちゃくちゃ走りました。週明けの練習はボールを触らないです。ランニングシューズ持参でした。僕たちの代は特に走りました。ここ5~6年で一番下手な代だと言われて、夏の総体で(前田)翔茉たちがいた清水桜が丘に負けてからとにかく走りました。
そこからリフティングをやり始めたので、選手権前はみんな今更リフティングで大丈夫かと思っていました。不安はありましたが、ちゃんとまとまりました。
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