2025年8月11日

ジュビロ磐田のジョルディクルークス、いわきに3−1で「何もできなかった」井上潮音とゴール決めた角昂志郎もコメント

ジュビロ磐田は8月10日、アウェーのいわきFC戦で1−3と完敗しました。これで2連敗となり、次節対戦する首位の水戸ホーリーホックと勝ち点差は残り13試合で13に開きました。いわきFC戦後の選手のコメントです。
ジョルディクルークス選手

-試合を振り返って。
1週間ハードに練習してきて準備もしましたが、見ての通り残念な結果だし、何もできなかったというのが正直な感想で、コメントできるようなことはないです。
-ロングスローやセットプレーは苦手意識があるのか。
いろいろ準備はしているが、やられるときはやられてしまうんだなという感じです。
-球際で勝負しようとはしていたが。
相手が長いボールを蹴ったりとか、そういうところに付き合う必要はなかったけど、結局相手の土俵で戦って、自分たちの得意ではない長いボールを蹴ってということは、全く自分たちはやってきてないので。結局それで自分たちでショートパスを繋いで前に進むことができなかったというのがゲームの全てだったんじゃないかと思います。
-クルークス選手がクロスを上げる回数も極端に少なかった。
おっしゃる通り、ほとんどボールを受けるとか、触ることができなかった。潮音(井上選手)が入ってきてから、そんなに長い時間ではなかったけど、その中で違いを見せたし、誰かのために走ってスペースをということも、もちろんボールを受けて何かすることは多分彼の特徴の一つだけど、それ以上に彼はスペースを作り出したというのはすごく自分もやりやすかったです。
-水戸は今日も勝ってポイントは開いたが、次戦に向けて。
またゲームがやってくるので、僕らが挽回するチャンスもあります。なぜかわからないけど、ここのところ相手がいいと自分たちもいいプレーができている。移動もあるけどしっかり休んで、次の試合にきちっと準備して、自分たちのことも見つめ直してやりたいと思います。
-水戸に勝利するためには。
自分のところで今日みたいなときに、他の選手が自分のために動いてくれることも必要ですし、逆に自分も普段はみんなのために動いてスペースを作ったりする。ただ自分たちの攻撃が機能するのは、ウイングがボールを持って何かするというのがチャンスを作り出す一つ目だし、自分も1対1の状況を作り出してもらえれば、そこで絶対勝負してチャンスを作れるという自信もある。
自分に限らずウイングがボールを持って1対1の状況を作ってもらえるというのがチームとして攻撃が機能していく重要なポイントだと思うので、そういうふうにしてお互いがお互いのためにスペースと時間を作ろうというのを、これからもっとやっていきたいと思います。
井上潮音選手
.jpg)
-劣勢の中での投入でした。どういうことをやろうとしたか。
監督から言われたのは、相手を押し込んで得点のチャンスを増やすというところが自分に求められた役割だったと思うので、何とか引き分けだったり勝ちに持っていきたかったなという気持ちが強いです。
-井上選手が入ってチームは明らかに好転した。
前半、自分たちが繋ごうとしているところで相手に食われて、相手の得意なセットプレーだったり、相手のペースに持っていかれていた部分というのが多かったと思うので、そこは自分が出ている出ていないに関わらず、もうちょっとチームでうまくやる必要があるかなと思います。
(出場後は)監督が求めていた相手を押し込む、チャンスをたくさん作るというところではできていたかなとは思いますけど。でもやっぱり勝たないと意味がないと思っているので、また次に向けてって感じですかね。
-角昂志郎選手の得点をアシストした。
相手が前から来ている分、1個奥のフォワードだったり、あのシーンで言ったらグスタボだったりが入ったときにボランチの選手が前向きでというところは意識していたので、その意識がうまく出た得点だったかなと思います。(クロスは)ファーとマイナスの両方空いていたので、昂志郎がよく決めてくれたかなと思います。
-磐田加入後はけがが続いたようだが。
ここに来たからにはやっぱり試合に出て、このチームを昇格させる。それ以外はここに来たことを正解にできないと思っているので、次の試合からまたチャンスをつかめるように1週間やっていきたいなと思います。
今日は1アンカーの2シャドーだったり、その辺の関係というのは相手だったり、チームの状況をよく見ながら、自分がシャドーの位置に入るのか、ボランチのところまで下がって力也くん(上原選手)だったり、後ろの選手をサポートするのかというところは、状況を見てうまくやれれば、チームとしてももっとうまくいくんじゃないかなと思います。
-今日一番意識したことは。
もう負けていたので、チームとしてチャンスを増やすことと、自分自身もゴール前に入っていく。得点に関わるプレーをするというのは意識して入りました。なるべく高い位置でボールを受けたかったので下がりすぎず、でもキーパーだったりセンターバックが困っているときは下がっていってボールを引き出すというのは、バランスを見ながらやっていました。
-J2では相手がかなりガツガツ来ることが多い。
逆に自分たちが蹴った後のセカンドボールを前半、自分たちが拾えていれば全く違う試合展開になったかなと思うんですけど、そこをことごとく前半拾われていたので、そこの意識づけというのはもうちょっとやりたいなと思います。
角昂志郎選手
.jpg)
-最近2試合は出場機会がなかった。途中出場だったがどんなプレーを心がけたか。
自分らしさを出そうというところですかね。それ以外は考えていなかったというか、前半自分たちがやりたいサッカーができていなかったので、そういう時に流れを変えるのは途中から出る選手の義務でもあると思うので、自分らしさだったり、自分ができることをとにかくやろうと思って試合に入りました。
-監督会見では井上潮音選手とともに数少ない収穫の一つに挙がっていた。
自分も苦しい時期を個人的に過ごしていたので、今チームとして苦しい状況ですけど、それを変えられるのは多分個人だと思うので、自分がこの流れを出せるように、自分自身にもそうですけど、周りの選手にも何か良い影響を与えるようにやっていくしかないと思います。
-出そうとしていた自分らしさとは。
とにかく前半はボールが前進できていなかったので、いつもと違って(自身は)サイドのポジションでしたけど、リスクはありましたけど、とにかく受けて自信を持って前進させるということが自分らしさでもあると思うので、それが少し出せたかなと思います。
-8試合ぶりとなったゴールについて。
あまり覚えていないというか、本当に瞬間的なことだったので。でも意外と冷静だったというか、ちゃんとボールを見て、いい感じに力が抜けていました。正直得点に関して言えば、自分自身をちょっと奮い立たせることができていたので、嬉しかったというか、自分自身の自信に繋がったゴールだったかなと思います。
-最後の1点は今後の巻き返しにつながりそうか。
そうですね。次はどういうメンツでいくかわかんないですけど、首位水戸に勝つことしかないと思うので、「やるしかない」っていう言葉はあまり好きじゃないんですけど、1回壊れてもいいと思うので、チームとしては。
ぶつかり合っていいと思うので、負けてから後悔しないように、本当に今週1週間、お互いに厳しくやっていくしかないと思いますね。自分としてはすごいいいフィーリングで来てるので、このまま勢いを落とさずにやっていければなと思います。
-前半の内容について、外から見ていてどう感じたか。
相手がマンツーマンで来ていて、サイドバックが若干低い位置を取ったときにサイドハーフとの距離も遠くて、裏に出したいけど、距離が出せないというのが続いました。
自分がサイドに入ったときは若干サイドバックの距離を短くして、自分がボールを受けられたら受けるし、受けられなかったら自分に食いついたブラインドのスペースを使わせるというふうに思っていたので、サイドバックからサイドハーフに受けるパスが前半正直少なかったかな。
ちょっと相手の目線変わるだけで、もう1回サイドバックに返したときに全然負担が変わると思うので、そういうサイドバックを助ける動きみたいなのが前半は少なかったかなと思います。
静岡新聞社編集局運動部がサッカーや野球、バスケットボール、ラグビー、バレーボールなど、さまざまなスポーツの話題をお届けします。紙面では紹介しきれない選手たちの表情や、ちょっとしたこぼれ話をお楽しみに。最新情報は運動部の公式X(旧Twitter)でチェックを!
サッカー
ジュビロ磐田