
リアルタイムな情報を届ける交通情報センターに松下キャスターが密着

車でお出かけする時に気になるのが渋滞や事故などの道路の状況です。その情報をリアルタイムで発信している交通情報センターに松下晴輝キャスターが密着しました。取材してみると快適なドライブにつながるヒントが見えてきました。
<高田愛弓アナウンサー>
「時刻は10時53分をまわりました、SBS交通情報です。交通情報センター・新野さん、お願いします」
<新野さん>
「はい、お伝えします。はじめに高速道路の状況です。東名高速道路と新東名高速道路は静岡県内に渋滞しているところはありません」
事故や渋滞などの情報をリアルタイムで伝えるのが、交通情報センターです。現在、静岡センターには5人の職員がいます。東京出身の新野さんは採用3年目。2025年4月から静岡センターに着任しました。人々の暮らしを支えることができるのがこの仕事の魅力だといいます。
<松下晴輝キャスター>
「静岡県は横に広いのは知っていましたが、こんなに道路が張り巡らされていたんですね」
<交通情報センター 新野日菜実さん>
「(静岡県は)山も多いし、こういう風に横にも縦にも長くたくさん道路が通っているのは珍しいと思います。今は、夏休みということもあるので花火大会とかお祭りとかは、今日ここであるから混むよとか、まちに詳しくなったと思います」
<松下キャスター>
「私も初めて入ります。失礼します。うわーすごい!」
<新野さん>
「放送ブースに入って、この大きな表示板を見たり、文字でもキロ数を確認できるので、照らし合わせながら、放送の直前まで原稿を書きなおしたり、ピコっと(情報が)変わったら急いで書き換えて」
県警交通管制センターでは、24時間、365日、大きな表示板で、静岡県内の高速道路と一般道、そして各地の情報カメラで道路の状況をモニターしています。これらの情報を元に原稿を作って放送しています。
<松下キャスター>
「伝える際に心掛けているポイントはありますか?」
<新野さん>
「ポイントは一番はわかりやすく、この時期は夏休みなので伊豆方面の渋滞が結構多く出るので伊豆の方の渋滞を先に言ってあげようかなと意識しました」
ラジオで流れる交通情報や渋滞予測を耳にした時、どんな意識でハンドルを握ればいいのでしょうか。
<新野さん>
「なるべく長い渋滞ですとか、主要な地点の渋滞は常にお伝えできるようにしていますので、ラジオに耳を傾けていただいて情報を得ていただき、『分散』や『時間を変える』など検討していただくことが、快適なドライブにつながるかなと思います」
交通情報センターは、昭和43年に起きたバス事故(飛騨川バス転落事故)を機に、道路交通情報を集約して広く知らせる機関の必要性が認識されたことにより設立されました。大きな事故を招かないよう、最新の情報を持って安全運転を心がけたいものです。
「あしたを“ちょっと”幸せに ヒントはきょうのニュースから」をコンセプトに、静岡県内でその日起きた出来事を詳しく、わかりやすく、そして、丁寧にお伝えするニュース番組です。月〜金18:15OA