
浜岡原発データ不正問題で中部電力本店へ立ち入り検査 「地元の理解を得る努力をしなければどうしようもない」専門家は信頼回復の必要性を強調=静岡

浜岡原発の再稼働の審査をめぐるデータ不正問題で、原子力規制委員会が中部電力本店への立ち入り検査を実施しました。
専門家は中部電力が今後、原子力事業者として地元の理解を得る努力をする必要性を強調します。
原子力規制庁の職員5人が本店へ 「真摯に対応を」
<記者>
「午後1時前です。中部電力本店に原子力規制庁の職員5人が立ち入り検査に入ってきます」
原子力の安全性を揺るがした問題は、1月26日に立ち入り検査に発展しました。
<原子力規制庁 竹内淳 検査監督総括課長>
「検査には真摯に対応するよう求めたい」
<中部電力 豊田哲也 原子力本部長>
「全社を挙げて対応していきますので、よろしくお願いいたします」
この問題は浜岡原発の再稼働をめぐる審査で、中部電力がデータを不正に操作し、想定される地震の揺れを意図的に小さく見せていた疑いが明らかになったものです。
どれだけの関係者がいるのか、リスト化するように要望
26日の立ち入り検査では、不正が行われた部署を中心に当時どのようなやりとりがあり、どれだけの関係者がいるのかリスト化するように要望したということです。
また、御前崎市に立地する浜岡原発の関与の有無についても提示するように求めました。
<原子力規制庁 竹内淳 検査監督総括課長>
「中部電力の社内でもこの件を問題視する声があったということですので、それがどのように取り扱われたのかという点についても確認していきたい」
専門家「県民は裏切られた認識しかない」
科学技術庁で原子力局長を務めた原子力行政の専門家は、冷静な見方を示します。
<静岡大学 興直孝 名誉教授>
「やみくもに原子力安全文化がなくなったと大上段にかまえるのではなく、事実関係を確認してそれに対する適切な対応策を打って、それによって安全文化を高めていくのが筋だと思う」
一方で、地元との関係性の大切さを強調します。
<静岡大学 興直孝 名誉教授>
「静岡県民の方々、地元の方々は『裏切られた』という認識しかないと思います。地元の方々の理解を得る努力をしなければどうしようもない」
原子力規制委員会は立ち入り検査とは別に、中部電力に対して年度末を期限に事実関係の報告を求めています。


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