
中部電力・浜岡原発のデータ不正問題で揺れる地元議会 周辺市長に問われる再稼働と防災対策への姿勢=静岡

浜岡原発がある静岡県御前崎市やその周辺の市議会では3月5日、中部電力によるデータ不正問題に関する質問が相次ぎました。
自治体のトップは再稼働、防災対策への姿勢が問われています。
菊川市議会:再稼働に対する市長の見解は

<奥野寿夫 菊川市議>
「今回の中部電力の不正行為や浜岡原発での事故対応などについて、菊川市民の命と暮らしに責任を持つ立場である市長に質問します」
3月5日に開かれた菊川市議会の一般質問。市のトップが問われたのは、データ不正問題で揺れる浜岡原発への姿勢です。
浜岡原発を巡っては、再稼働審査で中部電力がデータを不正に操作し想定される地震の揺れを意図的に小さくみせていた疑いが発覚しました。
現在、再稼働の審査は事実上の凍結となり、原子力規制委員会による中電本社への立ち入り検査が実施されるなど、原因の究明が続いています。
今後の再稼働に対する考えを問われた菊川市の長谷川寛彦市長は。
<菊川市 長谷川寛彦市長>
「原子力規制委員会から中部電力に対して報告徴収命令を発出しており、検査を実施し、事実確認を行っています。こうした状況の中、私が再稼働に対する見解を述べる段階ではありません」
掛川市議会:稼働状況を問わず防災対策は継続

浜岡原発に関する質問は、掛川市議会でも上がりました。
掛川市の久保田崇市長は、「不正発覚後も再稼働を前提とした防災対策を続けるか」と問われ、再稼働への進捗を問わず、対策は維持すると答弁しました。
<掛川市 久保田崇市長>
「浜岡原子力発電所が稼働していなくても、施設や放射性物質が存在する限り防災対策は欠かすことはできません。引き続き防災対策を進めてまいります」
御前崎市議会:使用済み核燃料への課税案が浮上

一方、立地市の御前崎市議会では、浜岡原発に保管中の使用済み核燃料に対しての課税する案が上がりました。
<高田和幸 御前崎市議>
「今回、中部電力による基準地震動策定に係る不適切事案で、乾式貯蔵施設の併設は当然先送りになり、六ケ所村の再処理工場の完成も遅れているため、今が課税のタイミングではないかと私は思う」
<御前崎市 下村勝市長>
「議員の皆様と相談させていただき、方向性を定めていきたい考えでございます。国、県、事業者など関係機関に聞き取りを行い、検討資料を整えていきたいと思っています」
データ不正問題を受けて地元の議会は揺れています。中部電力による御前崎市民への説明は先週までに終えたものの、信頼回復への道のりは険しいままです。
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