
「南鳥島のレアアース泥の生産技術の加速化を進めてまいりたい」探査船ちきゅうがレアアース泥の引き揚げに成功し清水港に帰港 水深6000メートルから「産業のビタミン」確保へ=静岡市

南鳥島沖でレアアースの採鉱試験を行っていた探査船「ちきゅう」が2月14日、清水港に帰ってきました。
担当者は「歴史的な快挙」と語り、国産化に向けた大きな一歩となりそうです。
<植田麻瑚記者>
「出港から1か月。探査船『ちきゅう』がレアアースの採鉱試験を終え、今清水港に帰港しました」
清水港を拠点とする探査船「ちきゅう」。日本最東端に位置する南鳥島沖で2月1日、レアアースを含むとされる泥の引き揚げに世界で初めて成功しました。
<船を見に来た人>
「(子どもが)船が好きなので大きい船を見せたいなと思って」
「おっきい!」
「ワクワクしました。これから日本の産業を担ってくれればいいなと思います」

海底に向けてゆっくりと降ろされる機材。たどり着いたのは、水深約6000メートル。周りには深海魚も泳いでいます。船上に、勢いよく泥水が上がってきました。これが、レアアースを多く含むとされる「レアアース泥」です。
<内閣府プログラムディレクター 石井正一氏>
「歴史的快挙を達成したのではないかと思います。脱水処理をして、マッドケーキ状態にしたうえで成分分析をかけていきたいと思います」
「産業のビタミン」国産化へ期待
自動車のモーターやスマートフォンの部品などに使われているレアアース。素材の性能を高めることから、「産業のビタミン」とも呼ばれています。
しかし、現在は輸入の大半を中国に頼っていて、今回の試験は国内の採鉱に向けた第一歩として期待されています。
<内閣府プログラムディレクター 石井氏>
「高市内閣のもとでの成長戦略の中の17番目の海洋として、南鳥島のレアアース泥の生産技術の加速化を進めてまいりたいと思っております」
日本の産業構造を大きく動かす一手となるのか。探査船「ちきゅう」は2027年2月から本格的な採鉱試験に臨みます。
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