
「食器の油拭き取り」と「洗剤を使わない洗濯機」 生活排水による汚染をみんなで削減 海や川を汚さない取り組み【SDGs】

食事や洗濯など日常生活から出る排水を少しでも減らそうと、静岡県内でもさまざまな取り組みが進んでいます。南伊豆町のネイチャーガイドは子どもたちに家庭でできる対策を伝えています。

<ネイチャーガイド 堀直也さん(49)>
「自分たちで食べた後、食器の油をふき取ることによって、下水処理場を守り、川を守り、そして海を守ることになる。分かる?」
南伊豆町に住むネイチャーガイドの堀直也さんは、海洋汚染を防ぐために、7年ほど前から南伊豆町内の幼稚園や小学校を回り、食後の皿をふき取ることの大切さを教えています。
この日はこども園を訪れ、年長の子どもたちと一緒に、給食のコンソメスープを飲んだ後に残った油をふき取りました。
<児童>
「楽しかった」
「きれいになったら、海もきれいになるんだなあと思った」
<ネイチャーガイド 堀直也さん>
「(子どもたちが)ご家庭に帰って、お父さんお母さんにお話をして、じゃあ家でも(ふき取りを)やろうと。ふき取りを当たり前のようにやっているよとなれば、間違いなく海はもっときれいになっていくので」
「洗剤を使わない洗濯ができるランドリー」をホテルに設置
一方、宿泊施設でも海を汚さないための取り組みが進められています。2025年12月、熱海市内のホテルに設置されたのが、洗剤を使わない洗濯ができるランドリーです。
<柴田寛人記者>
「それでは、この白いシャツを実際に洗ってみたいと思います。醤油を付けてみます。洗濯機の中に入れます」
このランドリーは、洗剤の代わりにアルカリイオン水で汚れを落とすものです。

アルカリイオン水は、水を電気分解し、酸性とアルカリ性に分離する過程で生成されるもので、油を分解したり、汚れを分離させる界面活性効果があります。

水道水による予備洗い、アルカリイオン水と混ぜた本洗い、脱水、すすぎを経て、約30分後。
<柴田寛人記者>
「それでは、取り出してみます。落ちてるかな?お、お、お~。もう、まったく汚れが見えません。醤油が完全に落ちました」
<ウォッシュプラス社営業本部 宮内俊博さん>
「アルカリイオン水自体に汚れと混ざり合い、はがす力がありますので、それによって、汚れをしっかりと落とすことができる」
洗剤を使わないため、排水汚染を減らせるだけでなく、すすぎが1回で済むため、節水の効果もあります。
<熱海パールスターホテル宿泊部 濱野周さん>
「お客様には分からないと思うんですけど、実際は環境にちゃんと考慮して、やっているんだよというのを分かっていただける商品になっていると思います」
美しい海や川をいつまでも。ひとりひとりの意識の高まりが、環境を守ることにつながります。
「あしたを“ちょっと”幸せに ヒントはきょうのニュースから」をコンセプトに、静岡県内でその日起きた出来事を詳しく、わかりやすく、そして、丁寧にお伝えするニュース番組です。月〜金18:15OA










