2026年3月7日

これも模型!? 飛行機から盆栽まで。清水生まれの模型メーカー「プラッツ」
1/72 航空自衛隊 F-15J イーグル 第204飛行隊 F-15改編10周年記念塗装機 “ミスティックイーグル” 1995(提供写真)
なぜ静岡は模型作りが盛ん?
静岡市は、プラモデルの国内出荷額シェア8割を占める「模型王国」。市内には、日本を代表する模型メーカーが集まっています。模型産業のルーツは、徳川家康にあると言われています。家康が駿府城や静岡浅間神社などの造営に際し、全国から優れた職人を集め地場産業が発展しました。豊かな森林資源に恵まれた静岡では、木工産業が盛んになり、その技術が木製模型の製造につながります。戦後、海外からプラモデルが輸入され、模型の主流は木製からプラスチックへと移行しました。模型を愛する人の広場に
有限会社プラッツ(静岡市清水区)は、2000年創業の模型メーカー。社名はドイツ語で「広場」を意味します。創業者・望月保延さんが、模型を愛するすべての人が集まる広場になってほしいという願いを込め、名付けました。
(C)さくらプロダクション
プラッツが製作した「ちびまる子ちゃんマンホールマグネットクリップ(ピンクの帽子)」。写真はJR清水駅の西口前(江尻口)に設置されている絵柄(提供写真)
代表取締役の二神泰德さん。模型好きになったのは保育園の頃から。模型の塗装ではリアルさを追求し、あえて汚れを表現するのが好きだそうです。
代表取締役の二神泰德さんによると設計のポイントは、そのままの比率で縮小しない点だそう。忠実に縮小すると実物のかっこよさが伝わらないため、一部をデフォルメし再現します。「設計にはセンスが求められる」と話す二神さん。機械化が進んだ現代でも、最終的には、人の感性が魅力的な模型を作り出します。剪定もできる!盆栽模型
1/12 ザ・盆栽 プラスチックモデルキット「壱」(提供写真)
プラッツを代表するユニークな模型が「ザ・盆栽 プラスチックモデルキット」です。盆栽を1/12スケールで再現したプラモデルで、少量の接着剤と塗料で簡単にミニチュアの盆栽を作ることができます。完成後には、本物の盆栽のように針葉をハサミで剪定でき、自分好みの盆栽に仕上げられます。外国人観光客にも人気の模型です。
盆栽シリーズ「-参-」
模型作りは、買い物をする時間、作る過程、完成したときの感動や飾る楽しみなど、魅力がいっぱい。「模型を作ったことが無い人は、まず作って形になる喜びを味わってほしい」と二神さんは話します。同社では、初心者でも作りやすい塗装・接着剤不要の模型も開発しています。これからもプラッツの模型がどんな楽しい時間を生み出してくれるのか楽しみです。「土鍋に入った猫」の模型“なべねこ”
※シミズ毎日2月22日号掲載記事を一部編集して掲載しています。
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