
「『おかえり』と言えるような宿を続けたい」ミシュランガイド掲載!世界が認めた一日一組の宿「イタダキ」オクシズに移住した夫妻が営む【しずアツ!】

築38年の民家を改装 一日一組限定の宿「イタダキ」
2026年1月、静岡市のオクシズで小さな宿がミシュランガイドに掲載されました。世界的に見ても非常に難しいまさに快挙です。2人がたどり着いた最高の場所で提供するおもてなしに迫ります。

JR静岡駅から車で約40分。静岡市葵区・赤沢にある一日一組限定の宿「イタダキ」です。築38年の民家を改装し、2024年にオープンしました。自然豊かな立地で、ゆったりとした時間を過ごせます。
この宿を営むのは、家族とともに県外から移住してきた鈴木龍士郎さん(39)と薫子さん(31)夫妻です。
<鈴木龍士郎さん>
「友人がこういう物件が出たよとテレビ電話で見せてくれて、その時もうかなりビビッと来ました」
<鈴木薫子さん>
「朝は小鳥のさえずりで起きたり、夜は星空を見たり、何もしないぜいたくを味わってほしいなって思っています」
龍士郎さんはフレンチで修業を積んだ料理人。これまで32か国を渡り歩き、世界の料理に触れてきました。
<龍士郎さん>
Q. なぜ、この赤沢の地に行き着いた?
「水の良さ、人の良さ、食材が豊富なのは感じる」
ミシュランも認めた「実家に帰ってきたような」朝食
鈴木さん夫妻が特に力を入れているのが朝食です。
<龍士郎さん>
「ふき味噌です。富士の樹海の周りでよく採れるんです」

ミシュランも認めた朝食。「実家に帰ってきたようなホッとするごはん」を目指し、県産の旬の野菜や魚、米をふんだんに使います。
駿河湾で獲れたヒラスズキに、ふきのとうと玉ねぎ麹のソースを仕立てました。
「いただきます。ふきのとうの苦みを感じます。塩麹のソースは甘みも旨みもすごいです」
<龍士郎さん>
「料理はその土地に合ったものを作るのが、一番体にいいですし、おいしい」
地域との絆を大切に オクシズから世界へ
赤沢地区は、20軒ほどの小さな集落です。移住してきた龍士郎さんは、地域の交流も大切にしています。
この日、ご近所の森下さんのお宅を訪ねました。森下さんは定期的に野菜や手作り料理をおすそ分けしてくれるといいます。
<森下美津江さん>
Q. ミシュランに掲載されたが...
「すぐ新聞を見ちゃったっけ。新聞を切り取ってとってあります。赤沢の名前が広まってくれるとうれしい」

午後6時前。カナダからの宿泊客が待つ夕食を静岡に準備します。宿泊客の半数が外国人です。
<薫子さん>
「一点集中でお客さんに集中している。話しかけても返答がない」
富士宮のサーモンや地場野菜を使った前菜から始まるコース料理です。
<カナダ人の宿泊客>
「とてもおいしい」
「山々から流れる水がきれいで、特別だと思った」
<龍士郎さん>
「素敵な夜を過ごしてください」
<龍士郎さん>
「お客さんの人生の記憶に残る一日になればいいと思っています。またそのお客さんが帰って来て、『おかえり』と言えるような宿を続けたい」
<井手キャスター>
「温かい居場所という感じになるといいですね」
「イタダキ」の魅力は、身も心もリセットされる空間、そして地域との深い結びつきにあります。
鈴木さん夫妻はこれからもオクシズから世界へ、その魅力を発信し続けていきたいと考えています。
「あしたを“ちょっと”幸せに ヒントはきょうのニュースから」をコンセプトに、静岡県内でその日起きた出来事を詳しく、わかりやすく、そして、丁寧にお伝えするニュース番組です。月〜金18:15OA










