
「森の中の結婚式場」に「文化財を再生したゲストハウス」コロナ禍を経てブライダル業界に戻る活気 特別な1日を新しいスタイルで=静岡

登録有形文化財が「歴史とモダン」のゲストハウスに再生
老朽化した国の登録有形文化財が結婚式場のゲストハウスとして再生され、3月14日、オープンを迎えます。
コロナ禍を経て、ブライダル業界に活気が戻る今、結婚式のあり方も大きく変わっています。

まるで海に浮かぶような感覚を生むチャペル。14日、静岡市駿河区高松にオープンする「ホマム旧マッケンジー邸」です。13日、報道陣に一足早く公開されました。
<ホマム旧マッケンジー邸 石川佑也GM>
「こちらがもともと居間として使われていたお部屋。(ラウンジとして)ゆったりとくつろいでお待ちいただけるような場所にしております」
1940年に建てられ、1997年に国の登録有形文化財に指定された「旧マッケンジー住宅」。
茶の貿易商として静岡茶の普及に尽力したダンカン・マッケンジーさんと、社会福祉家として活動し静岡市の名誉市民第1号になった妻のエミリーさんが暮らした歴史ある住宅です。
<ホマム旧マッケンジー邸 石川GM>
「あえて少し古めのスピーカーを入れさせていただいて、隣には当時マッケンジーさんが日本茶を世界に輸出していたので、当時の茶箱をインテリアとして飾らせていただいております」
老朽化が進む中、静岡市から管理・運営を受託した東京のブライダル大手「ノバレーゼ」が、住宅を含めた土地一帯を結婚式場やレストランとして活用するゲストハウスに再整備しました。
<ホマム旧マッケンジー邸 石川GM>
「新館も新しいものを建てるというよりは、ところどころにスパニッシュの雰囲気を入れさせていただいて、歴史とモダンが融合したような会場を楽しんでいただくことができます」
「非日常の貸し切り」で売上250%回復の式場も
競争が激化する中、コロナ禍後のトレンドに合わせた式場が人気を集めています。
<KAKEHASHI 寺田英史代表取締役>
Q. 木々に囲まれてなかなか静岡にはない式場のイメージですが、ここのコンセプトはなんでしょうか?
「ここは森の中の一軒家というコンセプトで、完全1日1組貸し切りです」

静岡市駿河区大谷にある「サンタ・アムールエテルニテ」。市内には珍しい「森の中の結婚式場」です。
「駅から離れているとは思うんですけれども、その分『非日常』の空間がご用意できる。自然の中で特別な1日を過ごしていただく」
コロナ禍の2020年からこの式場を運営していて、森の中の一軒家を丸ごと貸し切る1日1組限定のナチュラルウェディングを手掛けています。
カジュアルで自由な結婚式を打ち出し、料理はコースではなく全てオーダー制。食材の持ち込みも可能です。「小規模婚」が定着しコロナ禍直後と比べると、売上は250%まで回復しました。
「建物だけじゃなくて中身にどんな特徴をもたらしていくか、差別化がすごく大事になってきているなと感じています。新しい式場がオープンするのは競争も激化するんですけど、その分結婚式に興味を持っていただける機会にもなるので、このエリアが活性化されるのも楽しみにしています」
新しいスタイルの広がりが、ブライダル業界に活気をもたらしています。
静岡の婚礼需要は全国平均以上「新しい発想」が鍵
ゲストの人数や規模にかかわらず「特別な式にしたい」という思いにプラスアルファの要素がマッチしているんだなと感じました。
コロナ禍でブライダル業界は厳しい状況が続きましたが、ようやく活気が戻ってきているんですね。
<植田麻瑚記者>
近年、「結婚式離れ」が叫ばれていますが、県内の挙式や披露宴にかかる平均総額は、2021年度から約55万円増えました。この数字は全国平均を上回っていて、静岡県内の婚礼需要の高さが伺えます。
ゲスト数も15エリア中3位というデータもあるそうです。
結婚式の形が変わる中、会場づくりにも新しい発想が求められています。
「あしたを“ちょっと”幸せに ヒントはきょうのニュースから」をコンセプトに、静岡県内でその日起きた出来事を詳しく、わかりやすく、そして、丁寧にお伝えするニュース番組です。月〜金18:15OA







