2026年3月29日

<バレーボール>浜松修学舎高・関屋幸馬が早大進学 アタッカーからリベロに転身、飛躍期す
際立つセンス
浜松修学舎高のバレーは形にとらわれない柔軟なプレー・スタイルが特徴。スパイカーがトスを上げ、セッターが強打を打ち、ミドルブロッカーがレシーブに飛ぶ、といったオールラウンダーぞろいのチームの中でも、関屋選手はひときわ器用な選手だった。
同校の森貴明監督は「センスというのは教えて身に付くものじゃない。自分をよく理解し、磨いていくストイックなところがあります。セッターもやらせてきたのでトスも上げられますし、相手のブロッカーや味方の攻撃陣を見て、セッターにどんなパスを出したらいいか、瞬時に判断しますよ」と評価する。
昨秋の国民スポーツ大会・静岡少年男子の監督として、関屋選手を指導したSVリーグ・東レアローズ静岡の小林敦GMも「バレーIQが高く、発想が豊か。瞬時に判断して動けている」と能力を高く買っている。
守備を極める
177センチとバレーボール選手としては小柄。石川祐希選手に憧れ、スパイカーにこだわってきたが、トップレベルで競技を続けるには、アタッカーとしての限界を感じていた。早大から「リベロで」と声を掛けられたこともあり、「自分の身長で通用するのはリベロかなと。レシーブが武器なので、そこを生かしていけたら」とコンバートを決断した。
「今までは自分で点が取れたんですけど、これからは取れなくなる。そこは我慢することが多くなると思いますね」。
ただ、「スパイカーが決まらないなら、決まるまで拾えばいい」と守備を極めるつもりだ。
「レベルが段違い」
「少しでも早く、大学生のバレーに慣れたい」と2月下旬から練習参加している。「サーブの速さだったり、球の重さも全然違って、レベルが段違いだと感じました。パスゲームをワイワイ、ふざけた雰囲気でやった後、練習になった時の切り替えもすごかったです」と圧倒された。

早速、課題も見つかった。「ディグの時に自分は動き過ぎちゃうんですが、大学生のスパイクは速いので止まってないと、反応が遅れたら上げられない。今までは読んで動いてたんですけど、上のレベルになると、読みじゃなくてブロックとの連携だったりが大事になりますね」
苦い経験を糧に
高校1年時に春高8強入りを果たしたこともあり、その後は追われる立場になった。最終学年で最後の春高出場を逃す、という悔しさも味わった。「勝つことの難しさを思い知らされました。期待され、勝たなきゃいけないプレッシャーというか、つらさはありました」。困難に立ち向かってきた経験を新しいステージで生かしていく。
道が開けるか「自分次第」
将来の目標設定は「運良くSVリーグや日本代表と関わる機会があれば」と遠慮気味に話すが、道が開けるかどうかは「自分次第」と肝に銘じている。「高いレベルで、自分がどれだけ通用するんだろうっていうワクワク感はあります。いろんな人に注目してもらえるような選手になりたいです」
(編集局ニュースセンター・結城啓子)
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