
「昔はこんなふうに安いところを探す必要なかった」"物価の優等生"卵の高止まり続く 円安や中東情勢によるエサ代高騰が直撃=静岡

1日100個の卵を使用 カフェを襲う原価高騰
私たちの生活に欠かせない卵は「物価の優等生」とも言われてきましたが、近年、価格が高い状態が続いています。
背景にあるのは円安や中東情勢で、飲食業界からは悲鳴があがっています。
静岡市駿河区下川原にある「Cafe Melting Pot」の人気メニューは、卵をふんだんに使ったオムライスです。多い日には1日100個の卵を使っていますが、仕入れ値の高騰が悩みの種となっています。
<カフェ メルティングポット 近藤晴彦店主>
「昔はこんなふうに、必死こいて卵が安いところを探す必要なかったんですけど、今はもう原価を下げるためにどうするかっていう」
コメや肉などの食材の高騰も重なり、こちらの店では2025年12月にメニュー価格を100円近く値上げするという苦渋の決断をしました。
近藤店主は「(今後の)見通しを立てられる人はいないと思うんですけど、今は我慢してお客さんに寄り添って経営していくしかないです」と胸の内を明かします。
取引価格は2年で100円以上上昇 要因は...
「JA全農たまご」によりますと、ここ2年の卵の取引価格は100円以上上がっています。2025年2月には300円台になり、現在も高止まりの状態が続いています。
なぜ、卵の値段は下がらないのでしょうか。養鶏業者に聞きました。
<マルフク 福﨑正展代表取締役>
「ニワトリのエサが外国産の原料に依存する部分が多い」
エサとなるトウモロコシや穀物の多くは国外から運搬されてきます。

円安に加え、イラン情勢による原油高の影響でエサ代がさらに高騰したため、卵の価格が上がっているのです。
スーパーでも10個300円超え 消費者の家計を圧迫
スーパーでは集客の目玉ともいわれる卵。
静岡市の店舗では、卵MSサイズが10個入りで税込み289円、大きめのLサイズになると10個で税込み321円となっています。
消費者にとっても苦しい状況が続きます。
<買い物客>
「ちょっと高くなっているが毎日食べたいものなので、値段や大きさも(買うときに)ちょっと考える」
「冬が高いのはしょうがないけど、もう暖かくなってきたのでそろそろ安くなってくれたら」
<マルフク 福﨑代表取締役>
「これから4、5、6月もエサ代が下がることはない。値段は上がる傾向にある。そのぶんが卵の価格に影響を及ぼす」
卵の価格は今後も高値が続きそうです。
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