
「眠れない、食欲がない」新生活に潜む"五月病"に注意 不調を防ぐために医師が勧める「4月のうちからやっておくべきこと」

今のうちから防ぐ五月病
新年度になって迎えた最初の週末。新しい環境での慣れない生活に、早くも疲れてしまっている人も多いのではないでしょうか。
そんな新生活に潜むのが「五月病」。年度が変わり、1か月ほど過ぎた頃に聞くことが多くなる言葉ですが、医師は4月の今のうちからの行動が五月病を防ぐ上で大切だと話します。
「眠れない」「食欲がない」「気分が憂鬱」など、五月病によって引き起こされるさまざまな不調を予防するにはどうしたらいいのか。
順天堂大学医学部附属静岡病院の副院長で、精神疾患全般を専門分野とする桐野衛二医師に話を聞きました。
"五月病"の症状は?

<桐野衛二医師>
「五月病は正式な医学用語ではなく、簡単に言うと、新しい環境に慣れなくて少し落ち込んでいる、心身共に疲れている状態です。医学用語に置き換えると、適応障害や、重くなるとうつ病という言い方もできます」
五月病の症状は、▼眠れない、▼食欲がない、▼胸がドキドキして不安になる、▼学校や会社に行きたくなくなる、▼何をするにもおっくうになることなどがあげられます。
予防するためのポイントは

症状が重かったり、長引いたりするケースもあり、桐野医師は予防のためにストレスや疲労をため込まないことが重要だと話します。
<桐野衛二医師>
「一番いいのは、愚痴をこぼせる相手を探しておくということだと思います。同僚、先輩、家族、友人などに『こんなことがあったんだよ』ってことをすぐ話せる環境とか、話せる相手をまず探しておくというのが大事」
趣味など息抜きの時間を持ってリラックスすること、適度な運動や日光浴などをしてリフレッシュすることも五月病を予防するためのポイントです。
周囲から見てわかる変化とは

一方、五月病は本人が気づかないケースも多いといいます。
<桐野衛二医師>
「周囲から見て分かる変化としては、口数が少なくなったり、表情が乏しくなったりすることが気づきやすいですね。五月病と自覚できなかったりすると、どんどん疲れがたまっていくこともある。やっぱり会社であれば上司が気をつけてあげるとか、学校であれば学校の先生が気をつけてあげることが大事だと思います」
新生活が始まった人に意識してほしいポイント
この4月から新生活が始まった人に意識してほしいポイントを聞きました。
<桐野衛二医師>
「4月のうちから環境の変化が意外と大きなストレスだと予防的に知っておくことが大事。休みの日は仕事とか学校のことを忘れてしっかりとリラックスする、オンとオフを大切にすることを4月のうちからやっておいた方がいいですね」
五月病は、軽い症状であれば新しい環境に慣れれば自然と解消されるといいます。症状が重かったり長引いていたりする場合は、放置せずに専門家に相談しましょう。
桐野医師は、「こころの不調は誰にでもあることなので、風邪や腹痛と同じように考えて専門家に気軽に相談してほしい」としています。
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