
「すごい振動」東富士演習場で米軍がロケット砲「HIMARS」の射撃訓練を実施 国道越えの12発 地元から抗議と困惑の声

アメリカ軍は2026年5月20日、東富士演習場で高機能ロケット砲システムの射撃訓練を実施し、12発が発射されました。
国道を越えて実施される訓練で、地元側も苦渋の選択として受け入れた経緯があり、20日も抗議活動が繰り広げられました。
■御殿場市長「どうしようもない決断」

射撃訓練が行われたのは東富士演習場です。演習場内を通る国道469号を越えて、富士山方向にロケットを撃つ訓練です。
<抗議活動に参加した人>
「アメリカ軍は本国アメリカで射撃訓練やればいいんじゃないですか」
訓練に反対する住民ら70人ほどが朝から集まり、「富士山に撃つな」と抗議行動をしました。
<御殿場市 勝又正美市長>
「今回、年度、1年度に限って2回以内という判断をいたしました。これはですね、やはりどうしようもない決断というか」
2025年の訓練に続き2回目の射撃訓練。当初の約束とは異なり、地元側も「苦渋の選択」として受け入れた経緯があります。
■午後1時から国道が通行止めに
訓練に使われるのは、アメリカ軍の高機動ロケット砲システム「HIMARS(ハイマース)」です。
<青島悠記者>
「午後1時になりました。訓練開始の時間となり、国道469号線は通行止めの措置が取られています」
国道を越える訓練のため、午後1時過ぎから国道から車がなくなりました。
<金原一隆記者>
「ロケットが発射されました。ぐんぐん加速し、国道の上を越えていきます。うぉッ、すごい炸裂音がしました」
訓練は予定の12発を撃ち、午後1時半前に終了しました。
■「危機感を感じる」なし崩し的な実施への危機感
<抗議行動の参加者>
「これから何回もやるということがなし崩し的にこう変わってきちゃってるって意味で、危機感を感じてますね」
演習場がある裾野市須山地区の住民も、音や振動に面食らった様子です。
<須山地区の住民>
「バーンと聞こえます」
「きょうはね、お尻からこう振動がすごかったですよ」
「遠くでやってると思うんですけどやっぱりこっちまですごい振動っていうのかな、すごい来てちょっとびっくりしました」
■他の演習場への分散を求める
地権者団体も、東富士でこの訓練が繰り返されることに納得していません。
<東富士演習場地域農民再建連盟 勝又亮一委員長>
「再三、国にも言ってるんですけど、これをずっとこの東富士演習場でやることは困りますと。まだ全国にはたくさんの演習場ありますしね。他の演習場でもできるように今後検討してくださいということは再三国に話をしてます」
地元の御殿場市と裾野市では、射撃に伴う騒音や振動、交通規制に伴う混雑など、今回の射撃訓練による影響を調べることにしています。
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