
「インバウンドの人が安易な救助要請をする部分だけに注目」閉山中の富士登山に理解を求める署名活動に4000以上の賛同 地元・富士宮市長は「富士山は安全な時期に登っていただきたい」

登山道が冬季閉鎖中の富士山で無謀な登山による遭難者が相次いでいることをめぐり、静岡県富士宮市の須藤秀忠市長は6月8日も会見で苦言を呈しました。
一方、禁止の動きに反対する登山家が4月から署名活動を始め、4000人を超える人が賛同しています。
<富士宮市 須藤秀忠市長>
「私が一番大事なことは部下(消防隊員)の命を守る。遭難して、あと助けてくれなんていうのは、助けに行く方もこっちは命がけで行くんですから、やめてもらいたいという思いですね」
閉山中の富士山では無謀な登山による遭難が相次ぎ、地元・富士宮市の須藤市長は再三に渡りその危険性を訴えています。
<富士宮市 須藤秀忠市長>
「登山家は夢があるし、いろいろ考え方があって富士山に登るということは誇りに思うかもしれませんけれども、地元としてはそれは迷惑な話」
6月8日は、会見の中で閉山中の富士登山の「禁止論」に対する反対の声が話題にあがりました。
閉山中の登山に理解を求めるオンライン署名活動
山岳カメラマンで登山家の鈴木岳美さんが始めた署名活動です。

<山岳カメラマン 鈴木岳美さん>
「(各自治体の首長は)インバウンドの人が来て安易な救助要請をしちゃう部分だけに注目してしまっている状況。そこはもう少し実態を把握してから制度作りをやっていただきたい」
鈴木さんは4月から、閉山中の登山に理解を求めるオンラインでの署名活動を始めました。
6月8日の午後5時の時点で4497人が賛同しています。
冬の富士登山の経験もある鈴木さんは、入山届の提出義務化や救助費用の明確化について、社会全体で議論する必要性を訴えます。
<山岳カメラマン 鈴木岳美さん>
『登山=危険なもの』とか『冬の富士山は本当に危ないです』みたいな感じで言いすぎるがあまり、普段から登山をやっている身からすると、そこの現実とのギャップがものすごく生まれてしまっていて、世間の方に誤解を与える言い方。その誤解が進むと、なぜ危ないことをやっているのか?みたいなことになるので、すごくゆがんでしまう、そこが一番問題」
富士宮市の須藤市長はこの署名活動について今回初めて知ったといい、「富士山は安全な時期に登っていただきたい」と話しました。
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