
袴田巖さんへの無罪言い渡し 静岡地裁が「再審による無罪判決の公示」を新聞に掲載
再審で無罪が確定した袴田巖さんについて静岡地方裁判所は、3月19日の静岡新聞の朝刊などに無罪判決の公示を掲載しました。
袴田巖さんは、1966年、静岡県旧清水市(現静岡市清水区)で一家4人を殺害したとして逮捕され死刑が確定しましたが、2024年、再審・裁判のやり直しで静岡地裁が無罪を言い渡しました。
刑事訴訟法の再審に関わる法律で無罪を言い渡した場合、官報と新聞紙に掲載して判決を公示しなければならないと決められていて、静岡地裁は19日の静岡新聞の朝刊などに無罪判決の公示を掲載しました。
袴田さんを巡っては、2025年1月、袴田さんの成年後見人を務める弁護士が約47年7か月間、身体を拘束されたことに対する補償金、約2億1700万円を国に求め、静岡地裁に請求書を提出しています。
刑事補償法では拘束1日あたり最大で1万2500円が補償されることになっていて、その上限額を求めています。
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