
焼き鳥店で鶏ささみや焼き鳥など食べた6人が食中毒患者から「カンピロバクター」を検出=浜松市保健所

浜松市中央区の焼き鳥店で提供された料理を食べた10代から50代の男性6人が下痢や発熱などの症状を訴え、食中毒と診断されました。患者4人の便からカンピロバクターが検出されています。
浜松市保健所によりますと、6月16日、浜松市中央区砂山町の焼き鳥店で職場の同僚で食事をしたグループから「6月13日に利用したところ、複数人が下痢、発熱などの症状が出ている」と保健所に連絡がありました。
保健所が調べたところ、この店で食事をした男性6人(19歳~53歳)が、翌日から食中毒の症状を発症していることが確認されました。患者のうち、5人の便を調べたところ、4人から「カンピロバクター」が検出されました。
13日に提供された料理は、鶏ささみの刺身、焼き鳥(鳥皮、ハツ、砂肝など)、ホルモン焼きなどです。
市は、患者の共通食がこの店で提供された食事に限られたことなどから「カンピロバクター」による食中毒と断定し、この飲食店に6月23日から、衛生状況の改善が確認されるまでの間、営業禁止を命じました。
患者6人は、軽症で全員快方に向かっているということです。
浜松市保健所は、自宅でカンピロバクターによる食中毒を防ぐ対策として、「生の鶏肉を触ったあとは、手洗い・消毒をして、他の食品に細菌を付けないようにして」、「鶏肉を調理する際は中心部まで十分に加熱してほしい」と注意を呼びかけています。
「あしたを“ちょっと”幸せに ヒントはきょうのニュースから」をコンセプトに、静岡県内でその日起きた出来事を詳しく、わかりやすく、そして、丁寧にお伝えするニュース番組です。月〜金18:15OA
あなたにおすすめの記事
レストランでローストポークなど食べた24人が食中毒に 患者ら9人からノロウイルス検出=静岡市
1か月ほど前にも同様の症状で…ノロウイルス検出 飲食店で料理を食べた6人に嘔吐や発熱などの症状 食中毒と断定=静岡
J2藤枝MYFCの選手スタッフの集団食中毒は飲食店の弁当が原因 ノロウイルスが検出 計63人が嘔吐などの症状 7人入院も全員快方に=静岡・藤枝市【詳報】
グループホームで20~80代の男女10人食中毒 下痢や嘔吐などの症状訴え ノロウイルス検出当分の間営業禁止に=静岡市
マダニ媒介「日本紅斑熱」と「SFTS」患者、新たに2人ずつ確認 2025年患者数は過去最多=静岡県
マダニ媒介「日本紅斑熱」患者2025年14人目確認、過去最多発生数に並ぶ SFTSは4人目、感染の男性死亡=静岡県
マダニ媒介「日本紅斑熱」患者4人確認、2025年は12人に 過去最多だった前年の3倍のペース=静岡県