2025年9月5日

清水エスパルスのFWアフメドフ、ジュビロ磐田との“静岡ダービー”で4カ月ぶり実戦復帰へ!秋葉監督「磐田に負けるわけにはいかない」

静岡県J4クラブ強化トレーニングマッチは9月6日、静岡市清水区のIAIスタジアム日本平で清水エスパルスとジュビロ磐田が対戦する「静岡ダービー」が行われます。清水はけがで長期離脱していたアフメド・アフメドフ選手が5月6日のJ1リーグの柏レイソル戦以来、4カ月ぶりとなる実戦復帰が有力になっています。先月復帰した宮本航汰選手とともに、4月9日のルヴァン杯で敗れた相手にリベンジを誓っています。
キックオフは午後5時。試合は静岡新聞社・静岡放送の静岡サッカー応援アプリ「シズサカ」でライブ配信します。解説は松原良香さんです。
秋葉忠宏監督「クラブのDNAが分かっている」
-9月5日の練習は台風の影響を考慮し、アイスタで行いました。
無理を言っていつもアイスタさんがやらせてくれるのでありがたいです。だからトレーニングの計算ができます。
1個前倒して昨日やっておこうかと思ったんですけど、アイスタさんがこうやって使わせていただけるので、そうなるとプラン通りのトレーニングができたので、めちゃくちゃありがたいですね。大感謝です。
-9月13日の大事なアルビレックス新潟戦に向けて、磐田戦で試したいことは。
どちらかというと(公式戦に)出ていない選手がメインになっているので、疲労を抜きたい方がどっちかというと。疲労がある選手がウチはちょっと多いので、途中でけがで休んでいた選手とか。
そうではない選手は結構長く出ていて、ガス欠、夏バテしているなと思っていたので、普段ゲームに出ていない選手をまずは長く、むしろコンディションを上げるだとか、復帰明けだとか、そういう選手がまずはメインでやるような位置づけになっているので(主力級は)どちらかというと少し出て、コンディションを整えておくぐらいな感じで考えていますね、明日は。
-前後半で選手は入れ替えるような感じですか。
いや、全然そんなことはないと思います。長く出る選手は長く、基本的にはゲームに出ていない選手が今言ったように出ると思うので。
-アフメドフ選手は長い時間プレーできそうですか。
そうですね。あとはメディカルの判断で、時間の制限があるような方だと思うので、なるべく長くいって、少しでもコンディションとかゲーム感を上げさせたいので。明日どれぐらいいけるのか、今日(練習を)やってみたので、リバウンドを含めてメディカルと話して、でもなるべく一番引っ張れるだけ引っ張りたいなと思います。
-磐田戦は晴れそうですし、多くのお客さんに見ていただけるかもしれません。
もちろんホームでやりますし、アイスタでやれるので、もう負けるわけにはいかないのは分かっていますので、誰が出てもやっぱりジュビロに負けちゃいけないっていうことはクラブの伝統と歴史が、DNAが分かっていますから。しっかりそこは肝に銘じて、激しいトレーニングマッチになるなと思っていますから。しっかりピッチに立つ選手が責任を持って、このエンブレムの誇りを持ってしっかりとプレーしてほしいなと思います。
-普通の練習試合と違い、磐田が相手だと強度も高くなりそうですか。
他の相手よりレベルも歴史も伝統もあるチームですし、もっと言えばダービーになりますから。真の静岡ダービーと言えばジュビロだと思っていますので。
トレーニングマッチというより4国決戦というイメージで臨んでいますから、しっかりとしたものを出した選手はそのまま新潟戦に使えるなという判断基準になれる相手ですから、より良いパフォーマンスを、長い時間出る選手はより長い時間ずっと安定して良いプレーを見せてほしい。本当に指標として、大きな判断材料になるので楽しみにしています。
-新潟戦は北川航也選手が出場停止。フォワードの1枠についても磐田戦は大きな判断材料となりそうですね。
そういうところを含めてギラギラしてほしいです。ただ、けが人が多くて困っているんですよ。そこも含めていいプレーをしてほしいですし、1試合前は2人が累積で出られなかったらギラギラした1週間になったので。だからこそ明日いいゲームをして、オフを挟んで4日間トレーニングした中で、新潟戦で誰がいいのかチョイスすると思いますので、ぜひそういうギラギラしたものを見せてほしいなと思います。
FWアフメド・アフメドフ「長い間、待っていた」
-ようやく実戦復帰が見えてきました。
また試合に戻ってこられて非常にうれしく思っています。これを長い間待っていました。すごくうれしいです。
-離脱している期間はどんな思いでしたか。
厳しかったです。プレーしたいという気持ちだったので厳しかったです。けがをしているときもしっかりと動いて、今はフィジカルをしっかりと上げようとしています。
-4月9日のルヴァン杯では静岡ダービー最速弾を決めました。
ただあの試合は我々が敗れてしまったので、この試合はしっかりと勝てるようにしたいと思っています。
-明日の試合で自身のテーマは。
得点を決めたいと思っています。
-久々にファンの前でプレーすることについて。
ファンの前でプレーするのはうれしいですし、我々全員が全力を尽くしていきたいと思っています。
-離脱中にフォワードの選手が新たに加入しました。競争も待っています。
全員がしっかりと得点を奪いながら、チームを助けられればいいと思っています。
-残り10試合になったリーグ戦に向けた意気込みを。
まずはしっかりと調子を戻しながら、得点を奪えるようにしていきたいと思います。得点を奪いながらチームの勝利に貢献できるようにしたいと思っています。
MF宮本航汰「必ず借りを返したい」
-ジュビロとの試合で意識することは。
ミーティングでも秋葉さんが言っていましたけど、ボールを奪いにいく守備というのは(前節8月31日の)鹿島戦の課題であったので、なるべく高い位置からボールを奪いに行って、引っ掛けて攻撃に繋げていくシーンというのは必要になってくるという話はしていたので、明日しっかりと試す時間はあると思うので、今週取り組んできことにしっかりトライしていくというのはやっていきたいと思います。
-練習試合とはいえ、磐田戦はユース出身の宮本選手にとって特別な思いもあるのでは。
ルヴァンでも悔しい思いをしたので、必ず借りを返したいと思いますし、観客も入るのでしっかりと、ここの場所でやるっていうこと、ジュビロとやるっていうことをしっかり意識した上で、必ず勝って新潟戦に繋げたいと思います。
-自身のコンディションはだいぶ上がってきたのでは。
ぼちぼちですね。
-明日の自身のテーマは。
まずはジュビロに勝つこともそうですし、しっかり自分自身としては、90分やれるコンディションというのを徐々に上げていけるようにやっていきたいと思います。
-鹿島戦は得点につながったパスもあり、持ち味を出せたのでは。
結果的に得点に絡めたことはよかったですけど、チーム全体としてもうちょっと高い位置で奪いたいとか、ボールをもうちょっと握りたいというところは、やっぱり課題で残っていたし、自分としても強度だったりプレッシャーがある中で、ミスをもう少し減らしたいなというところもあったので、より自分たちがボールを握る時間というのは増やしていけたらいいのかなという部分は課題にはなりました。
-けが人が多い中、リーグ戦の残り10試合はフル回転することが期待されます。
そうですね、けが人が今年すごく多い。僕もそのうちの1人だったんですけど、いるメンバーでしっかり戦うことが大事だと思いますし、本当に全員の力が必要になると思います。
いつチャンスが来るか、出番が来るか、みんながしっかり準備していれば、しっかり結果を残すことができると思うので、1人1人がそういった意識というのは持って、日々の練習であったり、試合に取り組んでいけたらいいと思います。
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