
リニア工事で発生する有害物質含んだ「要対策土」 静岡市が事業影響評価協議会で議論を開始

リニア工事により発生する有害物質を含んだ土を静岡市葵区の藤島付近に盛り土するJR東海の計画について、設置許可権のある静岡市が10月20日、協議会での議論をスタートさせました。
リニア新幹線のトンネル工事によって出る重金属などの有害物質を含んだ、いわゆる「要対策土」について、JR東海は置き場の候補地として静岡市葵区の「藤島」を挙げています。
静岡県はこれまで、「県盛り土環境条例の適用除外にならない」との見解を維持していましたが2025年8月、国の考えを聞いた上で、「条例の適用除外になり得る」と解釈を変えました。
<明星大学 長谷川裕彦教授>
「盛り土が完成した後に背部斜面から崩壊が起こって、盛り土が崩落物質に覆われてしまった場合、どういう対処をするかということも決まっていたり検討されていたりするんでしょうか」
設置許可権のある静岡市は県の解釈変更を受け、環境への影響などについて協議会での議論をスタートさせました。
<静岡市 難波喬司市長>
「静岡市がやる手続きとしては、特殊なことをやる必要はないだろうと。日本中で行われているような標準的なやり方の中での評価をすればいいと思っています」
難波喬司市長は今後、要対策土については、環境影響評価法で判断するとしています。
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