2025年11月5日

カメラマン望月やすこ
【桂花園】 明治初期から変わらない製法。みりんを使った「昔かすていら」に舌鼓/掛川市
「桂花園」は城下町 掛川の老舗有名店
「昔かすていら 1本600円」
「お安い名店保存会」会長 望月やすこです。今回は、掛川市の老舗有名店「桂花園」の「昔かすていら」をご紹介します。※価格は税込熱いお湯で溶いてとろりとなったところを食べる「丁葛」
「くずゆ130円・ゆず194円・しょうが173円」など、全部で13種類!
桂花園の代名詞といえば、「丁葛(ちょうくず)」と呼ばれる「くずゆ」。掛川名産としても知られる「本葛」を主体にした粉末状の甘味で、「熱いお湯で溶いてとろりとなったところを食べる」とっても上品なお菓子です。日持ちが良いのでおつかいものにも丁度よく、持参した自分まで上品に見られるんじゃないか?と調子に乗ってしまう逸品です。見て見て! この美味しそうな焼き色!
見ているだけで思わず唾を飲んじゃいました
今回ご紹介したい「昔かすていら 600円」は、それよりはもうちょっと庶民的。以前、テレビのロケ同行で作業風景を見せてもらったとき、カステラを焼く甘い香りがそこらじゅうに漂って、たまらず喉をゴクリと鳴らし、夢中になって写真をたくさん撮りました。「焼き色」と「気泡」がたまりません。思わず唾を飲んじゃった気持ち、伝わりますかね。
「みりん」がいい仕事してるんです
みりんを使った優しい甘み
材料はとってもシンプルで、「小麦粉・砂糖・卵・水飴・みりん」のみ。「え!? みりん?」って思ったのですが、みりんを使うと、まろやかな甘みとコクが加わるのだそう。アルコールの力で気泡ができやすく、ふんわり&しっとりとした生地に仕上がります。照りのある美しい焼き色も、みりんのおかげなんですって。甘さが優しいのはそのせいだからなのかなあ。
明治初期の初代から変わらない1本焼き
一般的にカステラは大きく焼いたものを切るのが主流ですが、「昔かすていら」は、型を使って一つ一つ焼くのが特徴。なんと、明治初期創業の初代のときから、ずっと変わらない製法で作られています。賞味期限は6日間。「ゆずっこ最中」はゆずの香りの華やかな味
色々な味の最中と詰め合わせもできる
せっかくなら、ぜひ「小夜乃梅 ゆずっこ最中 15個入り 540円」も買って欲しい。可愛いでしょー!一口サイズで紅白のめでたい最中皮の中に自家製の柚子餡が入っています。食べると、口の中にゆずの香りがパーっと広がって、とっても華やかな味。その他にも小豆や抹茶など様々な味があります。
レトロな機械で瞬く間に最中皮が焼けていく
ああ、可愛い。こういうの大好き
ガラス越しに覗きこむと、なんともレトロな機械で中皮を焼く様子も見られますよ。
春にはさくら餅も
というわけで今回は、掛川市の有名店「桂花園」の「昔かすていら」をご紹介しました。別記事で書いた「西郷ファーム」も近くにあります。入場無料なのでドライブついでに寄るのもオススメですよ。
<DATA>
■桂花園
住所:掛川市仁藤町10-1
営業時間:9:00~18:00
定休日:水曜
駐車場:あり
静岡市出身・在住のおしゃべりカメラマン。好きな言葉は「安い・お得」。本業は写真だけど喋ることや面白いネタ見つけも大好き!SBSラジオ「WASABI」と「IPPO」で主婦のグチ!?やコアな会社を紹介しています。
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