2025年11月14日

【静岡県立美術館県民ギャラリーの「ホルスト・ヤンセン 初期ポスター展」】きょう11月14日が誕生日。存命なら96歳だった
ホルスト・ヤンセン(1929~1995年)と言えば、戦後ドイツを代表するアーティスト。版画や素描を見たことがある人も多いだろう。今回展は、そんなヤンセンの1957年から1971年までの主要なポスターを一堂に集めたものだ。
出品した70点は静岡市立登呂博物館の館長を務める岡村渉さんの私蔵品。高校時代にヤンセンの作品に出合った岡村さんは、そのえたいの知れないビジュアル世界に引きつけられ、90年代からポスターを集め始めたという。
岡村渉さん(左)とラマ・ヤンセンさん
ほぼ年代順に並んでいるが、細い線と黒のべた塗りで描いた人物の図柄が多い。そのどれもが表情を読み取れないか、真意を図りかねる表情をしている。ただ、全体的に諧謔に富んでいて、見ていると朗らかな気持ちになっていく。
1959年の展覧会ポスターを見たら、エルンストやカンディンスキー、デュビュッフェらの名前が連なっている。小さくミロやピカソの名前もあった。開催場所の住所が書いてあるので、展覧会に彼らの作品が出ていたことがうかがえる。
展覧会に足を運んだ本日11月14日はヤンセンの誕生日。特別に版画2点が公開され、彼の娘ラマ・ヤンセンさんが記念のカードを手渡ししていた。存命なら96歳。故郷のドイツ・ハンブルクから遠く離れた日本の地方都市で、このような展覧会が開かれていることを知ったら、さぞ喜んだことだろう。
(は)
<DATA>
■「ホルスト・ヤンセン 初期ポスター展」
会場:静岡県立美術館県民ギャラリー(静岡市駿河区谷田53-2)
開館:午前10時~午後5時半(月曜休館、祝日の場合は翌日休館)
観覧料:無料
会期:11月16日(日)まで
静岡県に関係する文化芸術、ポップカルチャーをキュレーション。ショートレビュー、表現者へのインタビューを通じて、アートを巡る対話の糸口をつくります。
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