2026年2月14日

小2娘が友だちを厳し目に注意してしまい、“友だちのお母さん”を怒らせてしまった…「うちの子と遊ばせないで」というLINEが送られてきて…
Q. 正義感の強い娘。ちょっとした一言で友だちのお母さんを怒らせてしまった…
沼津市在住、小・中学生3人きょうだいの母です。小学生の娘のことで相談です。娘は「正義感が強い」というのが長所ではあるのですが、まだ低学年という幼さもあって、ルールを守らない友達に対し、つい厳しく注意してしまうところがあります。先日も、お友達にきつい口調で注意したことがきっかけで、相手の保護者の方を怒らせてしまいました。私からも謝罪をしましたが、相手方から「しばらくの間、子どもたち二人だけで遊ばせないでほしい」というLINEが送られてきました。それを受け、私からも娘に「言い方には気をつけようね」と言い聞かせ、現在は距離を置くようにしています。
しかし、子ども同士はそう単純ではないようです。相手のお子さんは、親御さんの目が届かない場所では今まで通り親しげに話しかけてくるのに、大人の姿が見えると「あ、離れなきゃ!」と急に態度を変える……という状態が続いています。
裏表のない娘は、この「来たり離れたり」という相手の振る舞いにひどく困惑しています。そのストレスからか、最近では登校前に頭痛や腹痛を訴えるようにもなりました。
親として、娘の正義感を否定せずに、今の理不尽な状況をどう受け止めさせ、励ましてあげればよいでしょうか?(相談者:パンダ)
まずは生成AI(Gemini)に聞いてみました
以下、生成AIの見解!? です。低学年の娘さんにとって、「正しいことをしたのに、なぜか自分が悪者になり、友達の態度もチグハグ」という今の状況は、まるでルールのないゲームを強引にやらされているような、非常に苦しいものだと思います。
特にお母様が「正義感が強いのが長所」と捉えていらっしゃる点は素晴らしいです。この長所を「短所」にすり替えないための、親としての向き合い方を整理しました。
1. 娘さんの「混乱」に名前をつけてあげる
今の娘さんは、自分の正解(ルール)と、友達の予測不能な行動の板挟みで、脳がオーバーヒートしています。■解説してあげる
「〇〇ちゃん(相手)が急に離れるのは、あなたのことが嫌いだからじゃなくて、お母さんに怒られるのが怖いからなんだよ。あの子も今、板挟みで困っているのかもしれないね」と、状況を客観的な事実として伝えてください。
「あなたは悪くない」を強調する: 「ルールを守ろうとしたあなたの気持ちは、お母さんは世界一かっこいいと思うよ」と、行動の結果(トラブル)と、本人の動機(正義感)を切り離して褒めてあげましょう。
2. 「正義感」の伝え方をアップデートする
正義感が強い子は、「正しいこと=何をやっても・言ってもいい」と変換してしまいがちです。これを成長のチャンスと捉えます。「北風と太陽」の話: 相手を動かすのは「厳しさ(北風)」だけではなく、時に「優しさや言い方の工夫(太陽)」が必要であることを、物語などを通して伝えてみてはいかがでしょうか。
■「審判」ではなく「キャプテン」を目指す
「間違いを指摘する審判」よりも「みんなをうまくまとめるキャプテン」の方がかっこいい、というイメージを共有し、「伝え方の技術」を一緒に練習してみるのも一つの手です。
3. 体の不調(腹痛・頭痛)を最優先に守る
登校前の体調不良は、心が「これ以上は無理だよ」と出しているSOSです。「逃げ道」を確保する: 「どうしても辛い時は、保健室に行ってもいいし、お母さんに電話してもいいよ」と伝えてください。
■学校との連携
担任の先生には、相手の保護者とのやり取りを共有した上で、「子ども同士が接触した時に、大人の目が届かないところで娘が混乱している」という現状を伝え、見守りを強化してもらいましょう。
専門家の意見は?公認心理師の佐藤さんに聞いてみました
育児相談室を運営する傍ら、テレビ・雑誌・WEBなどの各種メディアで子育てに役立つ心理学を発信する、公認心理師の佐藤めぐみさんに聞いてみました。以下、佐藤めぐみさんのコメントです。この事例を読んだ方の中には、相手の親御さんの対応に疑問を持った方もいるかもしれません。AIの回答でも少し非難しているのが伺えます(「〇〇ちゃん(相手)が急に離れるのは、あなたのことが嫌いだからじゃなくて、お母さんに怒られるのが怖いからなんだよ。あの子も今、板挟みで困っているのかもしれないね」のあたり)。
たしかに子ども同士の関わりに大人が入ることで複雑化することはあるものですが、私はお友達のお母さんの気持ちも分かってあげたいなと思います。我が子のことを守りたいという思いはみんな同じ。「居ても立っても居られない」と感じたのは事実だからです。
ただ、娘さんも決まりに則って発言したまでなので悪くありません。つまり今回の出来事は実際にはだれも悪くなく、ただそれぞれの感じ方や表現の仕方が違ったわけで、だからなおさらどう対応していくかが難しいと言えます。
そんな中でどうするのが望ましいかを考えていきたいと思います。
まず、娘さんの体に反応が出ている以上、そこに寄り添うことが大切です。AIでも示唆しているように学校との連携をしつつ、家庭では「居心地の良さ」と「自信回復」を意識できると望ましいです。放課後から就寝までの一緒に過ごす数時間の質をより高めていきましょう。おしゃべりしたり一緒に遊んだりはもちろんのこと、お手伝いをしてもらうのもとてもおすすめです。人を助ける経験は、その子の自信回復につながります。
また、今回の事例は年齢も関係していると言えます。私の相談室でも同様の相談を受けることがありますが、幼稚園~小学校低学年くらいのしっかりしたお子さん(特に女の子)に多い印象です。
正義感のあることはとてもいいことですが、言葉選びの調整はまだ難しい年齢なので、そのままストレートに言ってしまうことがよくあります。その場で「その言い方はダメ」と諭しても、「私は間違っていない(怒)」となってしまいがちなので、普段から「ふわふわ言葉」を使う練習をしていくのがおすすめです。遊びの一環でちくちく言葉をふわふわ言葉に変換するゲームのように取り入れるのもやりやすい方法だと思います。優しく言えたときには、それを逃さずほめて、定着を図りましょう。
そして願わくは、相手側のお母さんと話す機会を持てるといいですね。それ以降家でどんなことを意識しているかなど改善に向けた取り組みをしていることを伝え、「しばらくの間、子どもたち二人だけで遊ばせないでほしい」の「しばらく」の区切りを考えるきっかけを作れればと思います。
答えてくれたのは……佐藤めぐみさん
公認心理師|オンライン育児相談室・ポジカフェを運営。英・レスター大学大学院修士課程修了(MSc)。専門は0~10歳のお子さんを持つご家庭向けの行動改善プログラム、認知行動療法ベースの育児ストレスカウンセリング。また、子育て心理学を学ぶ場としてポジ育ラボを主宰。ブログにて毎日の育児に役立つ心理学を発信中。◆子育てに関するみなさんのお悩みを募集しています。お気軽にご応募ください!>>>子育てについてのお悩み大募集!(googleフォームが開きます)
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