
「周りの人に迷惑を掛けないようにするにはどうしたらいいか」ペットとともに避難所へ 避難所ごとに異なる課題を訓練で洗い出す【わたしの防災】

災害時、ペットとともに避難生活を続けることができる避難所が増えています。
いざというときのために課題を洗い出そうと、ペットとともに行う訓練が静岡県内でも進んでいます。
富士宮市の指定避難所の一つ「芝川B&G海洋センター」です。災害時、富士宮市では44か所の指定避難所すべてでペットを受け入れます。
<富士宮市環境企画課 望月一生さん>
「こちらがB&G海洋センターの防災倉庫です。災害時の備蓄品等が入っている倉庫で、この中で避難所でペット用の避難スペースを設営するための『スターターキット』というものが配備されています」

「スターターキット」には、ペット用の避難スペースを設営するためのブルーシートや清掃用具、運営マニュアルなどが準備されています。避難所ごとにペット用の避難スペースも決められています。
試しにスターターキットを使ってペットの避難スペースを設営してみました。ここではサッカーゴールを使って避難場所を作ります。
<訓練に参加した人>
「やっぱり1回やってみないと」
「あと写真とかで、こんな感じのイメージですっていうのがあれば」
<訓練に参加した人(ネコを飼育)>
「もうちょっとスムーズにできたらいいんじゃないかなと思いました」
<訓練に参加した人(イヌを飼育)>
「避難所によって状況が違うので、各避難所でやるのが一番いいのかなと思いますけどね」
<富士宮市環境企画課 望月さん>
「いろんな避難所で訓練をやってみて完成形といいますか、1回やってみた形が避難所で広まっていけばいいなと思います」
動物が苦手という人も理解を深めるために参加した訓練
一方、富士市では民間団体が主催し、飼い主とイヌ20匹が同行避難をしてきた想定で訓練が行われました。動物が苦手という人も理解を深めるために参加しました。
この避難所では、屋外のグラウンドの脇にペットの避難スペースを設置することになっていますが、この日は雨のため2か所に分けて、軒下に作ることになりました。
<人にも動物にも優しい富士市の会 関明美さん>
「この距離はいい?」
<参加者>
「(大型犬は)この距離ぐらいはほしいですね」
<獣医師 飯島信さん>
「ここに避難する人も来るんですよね」
<関明美さん>
「出入口が人間の出入り口と重なっていますもんね。スペースを屋内は考えないといけませんね」
能登半島地震では、避難所の一部でペットとともに避難を続けることができないケースもあったといいます。
<参加者(動物が苦手な人)>
「みなさん真剣に考えてくださっているから素晴らしいとは思いましたが、(動物が)苦手な人間もいるということをちょっと分かってもらいたかった」
<参加者(イヌと参加)>
「自分の犬に対する配慮もそうですし、周りの人に迷惑を掛けないようにするにはどうしていったらいいか改めてしつけも含めて考えていきたい」
場合によっては長期間に及ぶ避難所での生活。
ペットを受け入れる避難所では、こうした訓練で場所ごとの課題を見つけることが大切だといえそうです。
環境省はペットに対して、しつけや健康管理を徹底して日頃からさまざまな環境に慣らしておくことが災害への備えの基本としています。
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