
「高速道路上で止めるわけにもいかないし」高速道路のトラック違法駐車が慢性化 新東名では衝突事故発生...「休まなければいけない」切実な事情も=静岡県

高速道路で後を絶たないトラックの違法駐車。
2月、静岡県内のサービスエリアで違法駐車のトラックに別のトラックが衝突する事故が起きました。危険な状態が慢性化していますが、その背景には「休まなければいけない」現場の切実な事情があるようです。
トラックの「駐車場不足」で...
<田島かのん記者>
「止めてはいけないところにトラックが止まっていますね」

24日夜、県内の高速道路を走ってみると、サービスエリアの駐車スペースの外や流入ランプに加え、本線の路肩と駐車してはいけない場所に止まっているトラックが確認されました。
こうした光景は慢性化していますが、物流の安全を揺るがす深刻な事態を引き起こす恐れがあります。
<清水英之カメラマン ヘリコプターリポート>
「事故を起こしたトラックが道路を塞いでいるため、他の車が本線に出られない状況になっています」
2月18日、新東名の静岡サービスエリアで、流入ランプに停車していたトラックに別のトラックが追突する事故が発生しました。流入ランプでの停車は違法行為です。
この事故の背景にあると指摘されているのが、トラックの「駐車場不足」です。
<トラック運転手>
「高速道路上で止めるわけにもいかないし、止められるところで止めるしかない」
「出口とかに止めているトラックがあって、狭くてぶつかってしまいそうでドキドキなんですよね」
「4時間走ったら30分休憩」働き方改革が拍車か
こうしたドライバーの悩みを解消する一手として、時間限定の駐車場が導入されたのですが...

<田島かのん記者>
「足柄サービスエリアに設置されているのは60分以内の『短時間限定の駐車マスの利用状況を示す掲示板』です。ほとんどが60分以上の駐車を示す赤色で占められています」
抜本的な解決には至っていないようです。静岡市の運送会社は2024年4月の法改正で事態に拍車がかかっていると話します。

<山崎運輸 山崎俊昌社長>
「ここに走行中となっていて、ドライバーが何時間連続運転しているのかわかる仕組みになっています。連続運転はしてはいけない形になって、厳しく業界としても取り組んでいる。休憩をとるために取っている行動が結果怖いことになっている」
「4時間走ったら必ず30分休む」
法改正によってドライバーの働き方は厳格化されたため、長距離ドライバーなどは休憩場所の確保が必要となりました。
しかし、高速道路の駐車スペースは十分といえず、行き場がなくなっているのが実情です。
<山崎運輸 山崎俊昌社長>
「自由気ままに勝手に走っているわけではなく、お客様の荷物を決められた場所、時間に持って行くために動いている。社会インフラとして理解していただいて、トラック業界だけで何とかするという話ではない」
働き方改革と駐車場不足の板挟みにあっているトラックドライバー。
構造的な問題をどう解決すべきか、社会全体で向き合う課題となっています。
「あしたを“ちょっと”幸せに ヒントはきょうのニュースから」をコンセプトに、静岡県内でその日起きた出来事を詳しく、わかりやすく、そして、丁寧にお伝えするニュース番組です。月〜金18:15OA










