
2026年初のマダニ媒介「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」患者確認 屋外活動時の対策呼びかけ=静岡県

静岡県は3月9日、賀茂保健所管内の70代の男性がマダニ媒介の感染症「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」に感染したと発表しました。2026 年、県内では初めての事例となります。
県によりますと、SFTSに感染したのは賀茂保健所管内に住む70代の男性です。男性は2月25日に発熱と下痢の症状が現れ、28日に医療機関を受診して入院しました。
マダニにかまれた自覚はありませんでしたが、背中と右前腕に刺し口のような跡が見つかりました。
症状からマダニが媒介する感染症の疑いがあり、県環境衛生科学研究所で検査したところ、血液から病原体遺伝子が検出され、3月2日にSFTSと診断されました。男性は発症前に農作業を行っていたことから、病原体を保有するマダニに咬まれて感染したとみられています。男性は3月9日現在も入院中ですが、快方に向かっているということです。
県によりますと、SFTSの感染経路はSFTSウイルスを保有するマダニにかまれることが中心ですが、血液などの患者の体液との接触やマダニにかまれSFTSウイルスに感染している犬や猫の体液から感染することも報告されているということです。
SFTSは県内で2021年に初めて確認されて以降、年間1〜13人、合計32人の感染が報告されています。このうち届出時点の把握で3人が死亡しています。2025年は13人と過去最多となり、うち3人が死亡しました。全国では2025年に191人の患者が報告されており、静岡県は全国的にも感染者の数が多い地域ということです。
県は今後、春から秋にかけてマダニの活動が活発になることから、野外活動の際はマダニに有効な虫よけ剤を使用し、長袖・長ズボン・帽子を着用して肌の露出を極力避けること、活動後は全身をチェックし、マダニが付着していないか確認するなどの対策を呼びかけています。
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