
「補助金効果がすぐ出なければ再び8から10円ほど上がる可能性が高い」ガソリン高騰...政府補助金の効果はいかに? =静岡

いつまで我慢すればいいのでしょうか。原油高騰が私たちの生活を直撃する中、観光施設や車の事業者の経営にも無視できない影響が出ています。
政府による備蓄放出など価格の安定化に向けた動きはどこまで効果があるのか、注目されます。
「休日もガソリンを無駄にしないように...」
静岡市内のガソリンスタンドです。16日もレギュラーガソリンは1リットル189円と依然高値が続いています。
利用者の男性は「きのうも自家用車に(ガソリンを)入れたんですけど、金額的にびっくりした。通勤にも使っているので、極力休日は無駄にはしないように、努めたいと思っている」と話します。
政府が備蓄放出を開始 小売価格抑制へ補助金も
<記者>
「この場所にあるのが民間の原油貯蔵タンクです。きょうから備蓄の放出が始まります」
ホルムズ海峡の事実上の封鎖により、3月20日頃から日本に来るタンカーが大幅に減る見通しで、国内需要の15日分の石油を市場に放出するよう促します。
<赤沢亮成経済産業大臣>※3月13日
「小売価格を全国平均で170円程度に抑制するための補助を行う」
政府はレギュラーガソリン価格が170円を超えた部分については全額補助する方針です。
しかし、石油事業に携わる関係者によりますと、小売価格への反映は1週間から2週間程度かかる見込みで「補助金の効果がすぐに出なければ今週の後半にも再び8から10円ほど上がる可能性が高い」としています。
観光施設への影響「お客様に価格転嫁したくない」
富士宮市の「まかいの牧場」では、日曜日の15日も多くの人が訪れていましたが、その大半が車での来場です。
<来場客>
「子どもがここのアイスクリームがすごく好きで、何か月かに1回は来させてもらっています」
Q. ガソリンの値上げは痛いですか?
「結構痛いですね」
<来場客>
Q. ガソリンの値上げの話が...
「ありますね。今も話をしながら来たんだけど、高くて困るねって」
価格高騰の影響を受けるのは客を迎える側も同じです。”遠出控え”による来場客の減少やエサ代の高騰で、経営が不安定になることを危惧しています。
<まかいの牧場 井出紗由美さん>
「今までは全部動物のエサを購入していたんですけれども、できるだけ価格を抑えるために自社で動物のエサを作って、お客様に価格転嫁しないよう、できるだけ努めております。
ただやはり限界もあるので、そういった場合はどうしてもやはりご負担いただくことになってしまうことが、心苦しいですね」
タクシー業界 安定していたLPガスも2割高騰
原油価格の急騰で大幅にコストが増えるのが、車を使う事業者です。伊東市の伊豆交通では、ガソリン車とLPガス車を合わせて30台保有しています。
タクシーの主な燃料となるのはLPガスです。原油から精製されるLPガスはガソリンと比べてエンジンなどへの負担が少なく、価格が安定しているのが特徴で日本では多くのタクシーが使っています。
価格の安定がウリだったはずですが、LPガスの価格は上昇傾向で伊豆交通では一時期と比べて約2割ほど高騰している印象だと話します。
<伊豆交通株式会社 山下竜佑営業所長>
「燃料の上昇が続いたりすると、会社としてはどんどんもう利益が少なくなっていきます。ゆくゆくやっぱり赤字が出てくると思いますので、とにかく早く、1日でも早く収まってほしいと思っています」
物価高騰でただでさえ暮らしに影響が出る中、追い打ちをかける原油価格の上昇。心配が尽きない大きな原因は先行きの不透明さです。
"ガソリン価格"今後の見通しは

3月16日の動きと今後の見通しをまとめます。政府は、16日から石油の元売り会社に義務づけている民間備蓄について放出を始めました。
国家備蓄については3月下旬にも国内需要の1か月分を元売り各社に売却する方針で調整中です。
さらに今週木曜日からガソリンの小売価格が全国平均で170円程度に抑えられるよう元売り各社に対して、新たな補助金の支給を始めます。

一方で、関係者によると小売価格への反映は1週間から2週間程度かかる見込みで「補助金の効果がすぐに出なければ今週の後半にも再び8から10円ほど上がる可能性が高い」ということです。
「あしたを“ちょっと”幸せに ヒントはきょうのニュースから」をコンセプトに、静岡県内でその日起きた出来事を詳しく、わかりやすく、そして、丁寧にお伝えするニュース番組です。月〜金18:15OA










