2026年3月27日

<高校野球>春季静岡県大会予選 秋県16強の掛川東、新戦力が続々台頭
3月20日に開幕した春季静岡県大会予選では、一冬を越えて選手層に厚みを増した姿を見せてくれている。今年の〝掛東〟はいつもと違う、そんな雰囲気を漂わせている。
冬の取り組み
掛川東は小笠との初戦に5回コールドで勝利した。ただ、チームの要で遊撃、投手を担う浅田陽天選手は出場せず、秋のエースナンバー市川太陽投手や秋の4番赤堀光輝選手はベンチ入りしていない。コンディション不良も理由ではあるものの、世古雄馬監督は「冬の取り組みで頑張って伸びてきた子たちが活躍できるチームを目指している。秋にいい試合ができても、そのメンバーを追いやる層がいることが武器」と明かす。
3投手、公式戦初登板
この日、登板した3投手とも公式戦初登板。先発・平出聖波投手は秋の背番号20からエースナンバーを勝ち取った。
「練習試合で抑えたのですが、1番と言われてびっくりしました。崩れない安定感、制球力が武器。秋は自信がなかったけれど、今は1番なので抑えないとという自覚があります。このまま夏も1番で出たいです」
背番号1を付けて先発した平出投手
2番手で登板した渡辺柊翔投手は「秋はけが人が出たので後から(メンバーに)入りました。悔しい思いをしたので春、夏には絶対に入ってやると思って冬の練習をしてきました。チャンスをもらえてうれしかったです」。3番手の小川真輝投手も秋はベンチ外。「頑張れば報われるんだなと思いました。(投手陣が)刺激し合ってお互いを高め合えています。夏にはもっと成長していたいです」
渡辺投手(左)と小川投手
打線に手応え
解禁明けの練習試合、栃木遠征では作新学院や国学院栃木といった強豪と対戦。敗れはしたものの、鈴木泰介主将は「打線にはそれほど差がないと感じました。秋よりいい印象です」と自信を付けた。走力が高いのも掛川東の強み。「走塁は力を入れてきた部分。打てなくても足でかき回せる」と鈴木主将。
勝ちきるチームに
苦い経験が糧になっている。昨秋の県大会、掛川西とのタイブレークでは十回表の守りを無失点に抑え「勝てる」と過信し、集中力が途切れた。裏の攻撃で無得点と勝負を決められず、仕切り直しの攻防を戦う余力は残っていなかった。十一回表に14失点と崩れ、敗れた昨秋の反省を踏まえて勝ちきるチームを目指してきた。
2025年秋の県大会3回戦は延長11回タイブレークの末、敗れた
鈴木主将は「集中力さえ続けばいける。今年は甲子園を狙っているので、いつもと一緒じゃ困る」と、進化した姿を見せるつもりだ。(編集局ニュースセンター・結城啓子)
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