2026年3月31日

ゲーム好きの間で話題の「ロブロックス」って何?楽しみ方や注意すべき点は?
松下:恥ずかしい限りなんですが、ロブロックスについて、私はこの番組で初めて知りました。
牧野:今、小中学生の間で火がついているんですよ。
松下:そうらしいですね。
牧野:小学生の息子が、「周りもみんなやっている」って言うんです。私は実はもう2、3年前からロブロックスをやっていたんですよ。
松下:最古参じゃないですか(笑)。
牧野:いやいや。というのも、VRゴーグルを買ったときに、ロブロックスというのがあるんだと知りました。「これは何なのか」と思い、中に入って見てみたら、世界中のユーザーの皆さんが自分で作ったゲームを披露するという場でした。
ゲームがそこでどんどん増えていっています。みんなが遊べるプラットフォームという位置づけのものがロブロックスなんです。
松下:調べた限りでは、「ゲームのYouTube(ユーチューブ)」なんて例えられ方もしていました。
牧野:みんな自分で作ったゲームを「どや!?」っていう感じで発表しているんです。ユーチューブだと、みんな自分が作った動画を発表しています。それのゲーム版のようなものがロブロックスで、スマホ、パソコン、タブレットなどでログインできるようになっています。
松下:ユーチューブはユーチューバーと呼ばれる方が作っているのと同様に、ロブロックスもその中でゲームを作っている方がいるということですか。
牧野:そうです。作ることもできるし自分でプレイすることもできるというものなんですよね。
これは、アメリカのロブロックスコーポレーションというところが運営しています。去年の時点で、1日当たり7000万人以上がそこに入ってプレイしたり、ゲームを作ったりしているそうです。月間で2億人以上が利用しているということで、ゲーム業界でいうと世界最大級のコミュニティがそこにあると言われています。
松下アナが実際に体験!目の前には360°の世界が
松下:ちょっと、どういう世界なのか知りたいですね。牧野:実際にやってみながら説明しましょう。私がずっと数年前から愛用しているメタ社のVRゴーグルがここにあります。
松下:VRゴーグル、私は初めてつけますよ。
牧野:私は、今小学生たちに流行っている「ブレインロットを盗む」というゲームに入っている状態で松下さんに渡しました。どうですか?
松下:わっ。すごい!基地と呼ばれる建物が今目の前にドーンと大きくそびえ立っています。ブロック状の世界が3Dになっていて、その世界を今自分が実際に歩けるんです。これは、お子さんもはまりますよ。
牧野:この中には、360度の世界が広がってるんですよ。
松下:他のプレイヤーさんもいますね。
牧野:世界のどこかの国から入ってきている人がいるでしょう。そういう人たちとコミュニケーションを取りながらゲームをできるということです。ゲームの種類としては、鬼ごっこやレース、冒険ゲーム、脱出ゲームなど色々なものがあります。ゲーム作りもできるためプログラミング教育にも活かせるということで、アメリカなどではロブロックスを使った教育も広がりつつあるそうです。
松下:ゴーグルを外して現実に帰ってきました。我々が子供の頃は、放課後帰ってきたら鬼ごっこやカードゲームをして遊ぶのが普通でしたが、今はこういう形で遊びが広がってるわけですよね。
牧野:子供が「公園に行ってくる」と言って出かけたら、元気に鬼ごっこでもしているかと思いますよね。ところが、公園のベンチに座ってスマホでログインして、ロブロックスをやっている子供たちがいることがあるんですよ。
松下:公園で別の世界に入り込んでいるわけですよね。
「盗んだ」ことが現実世界で揉め事に!
松下:子ども同士で遊んでいるとどうしてもトラブルだったりやトラブルがありますが、この場合はトラブルがないのかが気になります。牧野:あります。ロブロックスの世界でもトラブルが出てきています。先ほど例に挙げた「ブレインロットを盗む」のゲームでは、「ゲームの世界で他のプレイヤーからアイテムを盗み、自分の基地に持っていったら自分のものになる」というルールです。そこで盗んだことについて、現実世界で「ちょっとこの間のアイテム大事だから返してよ」などと話題になったりします。リアルじゃない世界で盗んだことが、現実世界の方にも引っ張られて、「返して欲しい」「返してくれない」という問題に発展し、友達関係にひびが入るようなことが起こるほどです。
松下:そのあたりは、今までの遊び方と変わらない要素もあると言えますね。
牧野:そうですね。また、デジタル上の所有権と現実の所有権の区別というのがなかなか難しいんですよね。
松下:お子さん同士だと、難しい部分もあるとは思います。リテラシーや思いやりというのが、大事になってきそうですね。
牧野:オーストラリアなどは、子供の性的搾取のリスクについて指摘をしています。例えば、ゲーム内には誰が入ってくるか分からないため、第三者である見知らぬ大人が子供と接近するようなことにも発展しかねないということを言われています。
全然知らない大人が子供たちに喋りかけることができる世界なんて、もし現実だったら怖いですよね。チャット機能の制限や、子供たちが入れるゲームの制限など、様々な対策が取られていってはいますが、追いついていないところもあります。
だから、大人もしっかり、自分の子供がどういうゲームをやっているのかなどを把握しておく必要がありますね。親が「ペアレンタルコントロール」という設定で、「子供が勝手に設定の変更をしないようにする」「チャットの相手を友達のみにする」などいろいろ決められますので、そのあたりは親が知っておく必要がありますよね。
ロブロックスの中の世界で企業もアピール!?
松下:牧野さんはこのロブロックスについて、今後どういった展開がされていくと予想しますか?牧野:企業がどんどん参入してきてそこで就職説明会を開いたり、アバターに身につけてもらうためのグッズを売っていったりということが起こってきています。実際、日本のカルビーや日清食品も参入しているということで、今後はその世界が、現実世界と同じようなイベントが開かれる空間になっていきます。我々の暮らしの中にどんどん入り込んでくる可能性が高いですね。
松下:面白いですね。ロブロックスについて知らなかったんですが、この機会にすごくいいことが学べました。牧野さん、どうもありがとうございました。
※2026年3月10日にSBSラジオIPPOで放送したものを編集しています。
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