2022年3月15日
ONMOPLUS

大人も子どもも「くじびきドローイング」で楽しくアート体験!!

子どもに、感性豊かに育ってほしいと思うものの、家の中で自由にお絵かきしてもらうのは意外とハードルが高いですよね。
紙じゃなくて壁に落書きをしないように側で見ていたり、絵の具を使うのも内心ハラハラします。(ダイナミックにお絵かきするお子さんの場合)

そして、絵を描くのが苦手なお子さん&親御さんもいらっしゃると思います。
そんな方にもオススメのアート体験があります~。
くじびきドローイング(略してくじドロ)」です!


くじドロの参加の仕方はこちらです。
 (1)会場に設置された箱からクジを引きます。
 (2)クジには"お題"が書かれています。
 (3)"お題"に沿って絵を描きます。
 (4)完成した絵にテプラで"お題"を貼り付けます。
 (5)書き終わったら新しい"お題"を考えてくじ箱の中にインします。
自分の考えたくじは、いつかどこかの誰かによって新しい絵になります。
くじドロの良いところは、絵の上手・下手を求められないところです。
発想を楽しむ心があれば、絵が下手でもいいんです!

"お題"には具体的なものもあれば、抽象的なものもあります。
単語もあれば文章も、それをどんな絵にするかは、あなた次第!

楽しんでいるのは子どもたち? いえいえ大人も夢中になりますよ〜。
どんなお題が出てくるのか、ワクワクドキドキ…。
絵が苦手だってなんのその。頭をやわらかくして思い切って描いてみると・・・
くじドロの面白さがわかります♪

お題を考えるのもまた楽しいです。
「次の人はどんな絵を描くのかなぁ〜」って想像してみるとニヤニヤしちゃいます。
ちょっぴりイタズラ心を出したくなりますが、控えめにお願いします(笑)
箱の中のくじを引きます。
私が最初にくじドロをやったとき、娘がまだ小さくて自分の時間もあまり持てなかった頃でした。
一日中ずっと娘と一緒で、私は常に"お母さん"でした。
だけど、くじドロで絵を描いているとき、お母さんではない私自身に戻っていたんです。
お題を通して自分自身と向き合っているような、不思議な感覚でした。

くじドロはそんな奥深さもあります。
どんな絵描いた?ってお互いに見せあって、家族で楽しめるのはもちろんですが、
ぜひ子育て中のお母さんに体験してもらいたいと思っています。
くじドロの言葉と絵のリレーは、年齢や性別、立場、障害、住んでいる場所をまたいで、どこまでも繋がっていきます。
広い視野で世界を見ると、くじドロのワクワクやニコニコのバトンが手渡されているのって、とっても平和でステキじゃないですか??

くじドロを考えられたのは、浜松のアーティストの乾久子さんです。
2008年に発案して以来、浜松はもちろん日本各地で行われてきました。
現在ではワークショップの実施箇所は60箇所を超え、残された作品は8,000枚を超えています。
くじドロで描かれた作品は、なんと乾さんが丁寧に保管されているそうです。

今回、鴨江アートセンターのロビーでは『くじびきドローイングアーカイブ展』が3月16日まで行われています。
ブック型の箱に収めたアーカイブは、ワークショップの日付や会場が丁寧に記載されていて、誰でも手に取ってご覧いただけます。
見ているだけでも楽しいですし、過去に参加された方は自分の絵を発見したり、自分の出したお題の結果を知ることもできます。
また、コロナ禍ということで大々的にワークショップはできませんが、会場にスタッフがいるときは、くじびきドローイングを実際に体験できます。
こちらは具体的な日程は決まっていませんが、機会がありましたらぜひくじドロをやってみてください。


乾久子さんよりメッセージ
くじびきドローイングのこれまでの作品すべてをブック型の箱に収めました。
箱は本の形の引き出し式になっており、開けると、これまでのくじドロで生まれた作品の実物が入っています。
『本』は、ワークショップごとに作られており、通し番号が振られ、ワークショップ名、開催地、実施日がわかるので、自分が参加したワークショップの『箱』を開ければ、作品に再会することができます。
複数冊にわたるワークショップはさながら文学全集のようです。
150『冊』の『本』におさめられたくじドロの世界にぜひお越しください。
※このコンテンツは外部の運営者の責任によって運営されています。

子育て中のママライターがママ目線で発信する浜松地域密着型のあたらしいママ向けスマホメディア「オンモプラス」。子どもが喜ぶ遊び場や、ママたちがホッと一息つける新しいカフェの情報など、子育て世代のママが知りたい情報を網羅。同じママ同士の“わかる!わかる!”という共感を得ています。

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