
「運動場、樫の木、思い出が詰まっているので悲しいけれど」地区“最後”の小学校151年の歴史に幕 児童数4人で近くの学校と統合=浜松市天竜区
1874年(明治7)に開校した浜松市立浦川小学校が151年の歴史に幕を下ろしました。浦川地区では、かつては4つの小学校がありましたが、最後に残った浦川小学校が閉校したことで、中学校も含め、小学校もすべてなくなってしまいました。
「キャー久しぶり。面影残ってる」
懐かしい友人との再会を楽しむ卒業生。浜松市天竜区の山あい、佐久間町にある浦川小学校。3月23日の閉校式には、児童7人と卒業生や地域の人たちなど約400人が集まりました。
式では、児童7人全員が壇上に上がり、それぞれの思い出や感謝の言葉を述べました。
<児童>
「運動場・樫の木などたくさんの思い出が詰まっているのですごく悲しいけれど」「大人になっても、浦川小で学んだ地域の皆さんとのつながりやいろいろな場面で発表したりする力を活かしていきたいです」
2025年3月で6年生3人が卒業する浦川小学校。2025年度は児童数が4人になるため、近くにある佐久間小学校と統合することになりました。
<児童>
「友達をいっぱい作りたい。勉強もしっかりできたらいいな」
「サッカーをちゃんとできるまで頑張りたい」
浦川小学校は1874年、明治7年に開校しました。昭和30年代には、児童の数が900人を超えるときもありました。しかし、少子化の影響で児童数は年々減少し続けました。
<卒業生>
「母校がなくなるのはさみしいけれど」
「在校生には佐久間小学校と合同になっても楽しんで過ごしてほしい」
閉校式のフィナーレは、参加者全員で校歌を合唱。浦川地区ではかつて4つの小学校がありましたが、最後の一校となった浦川小学校の閉校で中学校も含め小学校もすべてなくなってしまいました。
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