
「空を飛び」「地元サッカー盛り上げ」「イルカから贈り物」も…多くの企業で入社式 企業側は工夫を凝らして新しい仲間を迎える=静岡
4月1日から新年度になりました。静岡県内の多くの企業では、入社式が行われました。企業側も、さまざまな工夫を凝らして新しい仲間を迎えました。
三島スカイウォークを運営する「フジコー」の入社式です。12人の新入社員は人気アクティビティ「ロングジップスライド」に乗り、社会人としての一歩を踏み出しました。
<フジコー新入社員 菊川堅翔さん>
「まさに『雨にも負けず、風にも負けず』という感じで」
下田海中水族館では入社した飼育員にイルカからのプレゼント。箱に入っていたのは、ウエットスーツの目録です。
<下田海中水族館新入社員 丹田千裕さん>
「より動物を身近に感じていただけますよう、知識と技術の研鑽に励むことをここに誓います」
物流会社「鈴与」には、33人が仲間入りしました。新入社員限定のベースボールシャツが会場をオレンジ色に染めました。地域に根ざした企業として地元のサッカーチームを盛り上げます。
<鈴与新入社員 松村龍之介さん>
「静岡県や日本社会に恩返しという意味を込めて、貢献できるような社会人になりたい」
音楽のまち、浜松市のヤマハは、吹奏楽団が新入社員を歓迎です。
<ヤマハ新入社員 高木裕作さん>
「世界中の方々がわくわくしたり、感動したりできる製品を開発できるように頑張っていきたい」
静岡県庁では、277人の新入職員に対し、知事が訓示しました。
<静岡県 鈴木康友知事>
「本格的な人口減少の時代になります。その中で少々人口が減っても、活力ある地域を作っていくことが大事になってくる」
静岡県知事の訓示を巡っては、2024年、川勝平太前知事の発言が県政を揺るがしました。
<静岡県 川勝平太前知事(2024年)>
「県庁というのはですね、別の言葉で言うとシンクタンク(政策研究機関)です。野菜を売ったり、あるいは牛の世話をしたりとか、あるいは物を作ったりとかということと違ってですね」
批判が殺到し、川勝前知事は辞表を提出しました。2025年は何事もなく平穏に終わり、新入職員たちは決意を新たにしました。
<静岡県障害者支援局 山田梨乃さん>
「さまざまな問題を抱えている方に対して、暮らしやすい生活を提供できるような職員になりたい」
職員たちは今後、配属先で研修を受けながら実務にあたっていきます。
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