
鈴木康友知事「移転は必要」も…新静岡県立図書館計画見直しを検討 交付金100億円減で

静岡県が移転の計画を進める県立図書館について、鈴木康友知事は5月26日、計画の見直しを検討していることを明らかにしました。「移転は必要」との考えを示したうえで、規模感や機能性などを考えるとしています。
<静岡県 鈴木康友知事>
「いったんここで、どういうふうにしていくのかということについて、もう一度きちっと考えておく必要があるなというふうに思っている」
静岡県が移転の計画を進める県立図書館について、鈴木知事は26日、再検討していく方針を示しました。
県は図書館の総事業費298億円に国の交付金136億円を充てる予定でした。しかし、その交付金が想定よりも100億円ほど少ない34億円にとどまる見込みということが明らかになっています。鈴木知事は「移転は必要」との考えを示したうえで、規模感や機能性などをあらためて検討していきたいと話しました。
<鈴木知事>
「今の財政状況とか、これから確実に見込める国の公費がどれくらいとか、あるいは多少でも民間投資を見込めるのかとか、いろいろなことをこれから考えていかなければいけないので、その中で総合的に判断をしていくということになる」
鈴木知事は今後、プロジェクトチームを設置するなどして、議論していきたいとしています。
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