
国の交付金が想定より約100億円減...財源不足判明の新県立中央図書館 前任の教育部長が陳謝=静岡県

財源不足が判明した静岡県の新県立中央図書館について、7月22日の静岡県議会の委員会に前任の教育部長が招集され、経緯を説明した上で陳謝しました。
<勝俣昇県議>
「建設事業費130億ほどのお金を、国の方で本当に大丈夫かなと、事務を行う上で確認する必要があった。(交付金を)もらえると思ったのは、明らかに判断が甘い」
県が、JR東静岡駅近くに計画する新県立中央図書館の整備事業を巡っては、国の交付金が当初の想定より約100億円減額となり財源不足が問題になっています。県議会の文教警察委員会はさらなる検証が必要だとして、閉会中の継続審査を決め、22日、県教育委員会から国とのやり取りなどに関する1200ページ以上の資料が提出されました。
<水口秀樹前教育部長>
「事務上の判断者として教育部長であった私の責任がある。お詫び申しあげます。申し訳ございません」
また、説明者として前任の教育部長が招集され経緯を説明した上で陳謝しました。新県立中央図書館について、鈴木康友知事は見直しを明言していて、2025年度内をめどに方向性を示す方針です。
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