
いわゆる“核のごみ” 原発から出る高レベル放射性廃棄物の最終処分場選定の対話型説明会を浜松市で開催 静岡県内では6回目

原子力発電所から出る高レベル放射性廃棄物、いわゆる「核のごみ」の最終処分場の選定についての説明会が7月15日夜、浜松市で開かれました。対話型の説明会は、静岡県内では6回目となります。
この説明会は「核のごみ」の処分事業に理解を深めてもらおうと、原子力発電環境整備機構と資源エネルギー庁が企画したもので、約30人が参加しました。
国は「核のごみ」を地下深くに埋めて最終処分する方針を2000年に決めていますが、25年が経った今も受け入れる自治体が決まっていません。説明会では、地層処分の仕組みや最終処分場のイメージが伝えられたほか、処分場に適した地域を示す「科学的特性マップ」が紹介されました。
<資源エネルギー庁 放射性廃棄物対策課 阿部利恵課長補佐>
「この地図をもって処分場を決定するわけではございませんので、あくまでも地層処分の理解を深めてもらいたいという思いで紹介しました」
担当職員らが参加者からの質問に答える時間も設けられました。
<参加者>
「いわゆる放射能ということなので、風評被害じゃないですけど、知らないがために恐怖や心配はあると思うがどういう風に説明していくのか興味がある」
<参加者>
「地上に保管しているよりは、地下に保管している方が安全なので、(地層処分は)重要かなと思う。最終処分場があまり(静岡県の)近くに来るイメージはない」
説明会は、これまでに全国各地で200回以上開かれていて、主催者側は、今後も対話を続けていきたいとしています。
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