
リニア工事巡る水資源対話完了 JR東海が田代ダムの取水抑制案など大井川利水関係協議会に説明=静岡

リニア新幹線の工事を巡り静岡県や大井川流域の自治体などでつくる協議会が8月13日、静岡県藤枝市で開かれました。県の専門部会で水資源の対話が完了したことを受け、JR東海が田代ダムの取水抑制案などを説明しました。
<静岡県 平木省副知事>
「懸念とか、あるいは課題感があるとか、議題にかかわらずご指摘いただけたらと思います」
13日に開かれたのは、県や大井川流域の自治体、地元の利水団体でつくる大井川利水関係協議会です。
6月に県の専門部会で水資源に関する対話が完了したことを受け、JR東海が工事により県外へ流出する水への対策である田代ダムの取水抑制案やリスク管理、モニタリング計画などを説明しました。
<島田市 染谷絹代市長>
「より一層理解が深まったと思います。また、それぞれの首長も疑念を持っていることなどの意見をしっかり言わせていただきました」
また、大井川流域の自治体からは、今後、国の関与についても具体的な協議を進めるべきとの意見が出ました。
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