
「今の石破内閣は信用できない」トップ当選の国民民主党 榛葉賀津也氏が自公政権と連携しないことを改めて断言 苦戦の牧野京夫氏は"自民党改革"訴え=参議院議員選挙

7月20日に投開票が行われた参議院選挙。静岡選挙区では国民民主党の現職・榛葉賀津也氏がトップ当選を果たしました。2議席目には自民党の牧野京夫氏が滑り込みましたが、前回から大きく票を減らす形となりました。
7月21日、一日遅れのバンザイを行った国民民主党の現職・榛葉賀津也氏。当選から一夜明け、地元・静岡県掛川市に戻り県内の活動を支えた後援会メンバーに感謝を述べました。2024年の衆院選から続く党の勢いをそのままに、6年前の前回選挙より約30万票伸ばしトップ当選を果たしました。
<国民民主党 榛葉賀津也氏>
「この選挙ほど一票の責任を感じた選挙はございません。しっかり結果を出して政策実現のために、この任期6年間を頑張っていきたいと思います」
期間中、静岡県内での活動は4日間のみとなり、県連に所属する地元議員が「留守預かり隊」として遊説を行いました。
<国民民主党県連 田中健会長>
「選対を組んだ時もどのような形で選挙を組み立てていったらいいのか手探りの中だったんですが、推薦をいただいた連合静岡の働く皆さんの協力も得ながら選挙戦を無事にスムーズに進めることができた」
静岡市では街頭に立ち、有権者に直接、感謝を伝えました。榛葉氏は改めて、「今の自公政権とは連携できない」と断言します。
<榛葉氏>
「今の石破内閣とは大変申し訳ないけど、信用できない。相当自民党内でも不満が溜まっているように聞きますが、その石破内閣を変えていくエネルギーすら残っていないという声もありますので、少し見守っていきたい」
一方、2024年の衆院選では相互推薦が叶わなかった立憲民主党県連。今回は、榛葉氏の支援に回りました。
<立憲民主党県連 源馬謙太郎代表>
「推薦まではいきませんでしたけど、事実上推薦して応援するという形が取れたので、今後も3者(立憲・国民・連合)の協力関係はしっかり継続していきたい。我々は3年後の参議院選挙には候補者を擁立する予定です」
静岡市で開票を見守った自民党の現職・牧野京夫氏の陣営。午後8時、榛葉氏だけに当選確実が報じられると会場からはため息が聞こえました。祈り続けた、午後11時半…前回よりも約15万票票を減らししましたが議席を守り、4期目の当選となりました。
<自民党 牧野京夫氏>
「国民の皆さんから信頼を失ってしまった、ある意味、そういう選挙だったと思う」
<自民党県連 井林辰憲会長>
「無風と言われてきた油断が正直言ってあったと思っていますので、非常に反省しています。自民党として国民、県民の信頼をどうやって回復していくのか、それが一番大きな問題だと思っています」
当選から一夜明けて語ったのは自民党改革の必要性です。
<牧野氏>
「このまま同じことを繰り返したら、自民党は私はもう少数主党とかそういう話ではなくて、本当に消滅していくと思いますので、これがチャンスとして生まれ変わっていくしかないんじゃなかと思います」
事実上の「政権選択選挙」と言われた参議院選挙は自公過半数割れとなり国民が『ノー』を突き付けた結果となりました。
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