2026年2月7日

自分のことは自分でできる子に育てたい!声掛けだけでは変わらない!? 学校から帰ったら、自分から水筒を出す子にするには
Q. 小学1年生の息子、自分のことは自分でできるようになってほしい…
小学校1年、7歳の息子がいます。自分のことは自分でできる人になって欲しいと思うのですが、どう促せばいいのか悩んでいます。服を脱いだら脱ぎっぱなし、ドアを開けたら開けっ放し、学校の支度も本人は中途半端で寝てしまうため親が最終確認をして足りないものを用意してあげています。
自分で出したゴミくらいは自分で捨てて欲しく、お菓子を食べた後の空き袋など「あれ〜?これ、どうするのかな?」と指さして促しても、「ママの方が近いんだからママが捨てて」と引き続き動画を見ていて、動こうとしません。
まずは学校の支度から一人でさせようと思い「ママは見ないからね」とやらせたところ、体操着や歯ブラシを何度か忘れました。しかし忘れ物をしても最近の学校は特に先生に叱られないようで、本人も「忘れちゃった〜」と言うだけ、あっけからんとした様子。
「着替えがなければ風邪ひくし、歯を磨かないと虫歯になるし、先生も一人しかいないから対応が大変なんだよ」とその都度話をするのですが、「大丈夫だよ」となかなか響いてくれません。「忘れたのはママのせい!」と怒らないだけいいのかと思いつつ、どうしたらもう少し自分のことを自分でできる人になってくれるでしょうか。(相談者:あや)
まずは生成AI(Gemini)に聞いてみました
以下、生成AIの見解!? です。小学校1年生、7歳。ちょうど「幼さ」と「自立」の境目で、お母様としても「そろそろ……」と願う時期ですよね。何より、お母様の「忘れ物はママのせい!」と責めない息子さんの優しさを認めてあげている姿勢がとても素敵です。
1年生のうちはまだ「何をすべきか」が脳内でリスト化されていません。お母様が声で促すのではなく、視覚的な仕組みへの切り替えを提案します。
「チェックリスト」の見える化
「学校の支度」を一つの大きなタスクにせず、「連絡帳」「筆箱」「水筒」など、小さな項目をイラストにしたチェックボードを作ります。本人が「できた」ところにシールを貼るなどのゲーム性を持たせると、達成感を得やすくなります。「ゴミを捨てる」の心理的ハードルを下げる
「ママが捨てて」と言うのは、動画の視聴という「快」を中断したくないからです。例えば、息子さんがよく動画を見る場所のすぐ手の届く範囲に、専用の小さなゴミ箱を置くなど、「動かなくても自立できる環境」を先に整えてみてはいかがでしょうか。「忘れ物」を本人の課題として切り離す
お母様が足りないものを用意してしまうと、息子さんにとって「最後は魔法のように揃う」ことになります。一度、先生にも「自立のためにあえて見守っている」と共有した上で、忘れ物をして「困る」という経験を(本人が困るまで)蓄積させる勇気も必要かもしれません。専門家の意見は?公認心理師の佐藤さんに聞いてみました
育児相談室を運営する傍ら、テレビ・雑誌・WEBなどの各種メディアで子育てに役立つ心理学を発信する、公認心理師の佐藤めぐみさんに聞いてみました。以下、佐藤めぐみさんのコメントです。自立させたいときほど親が付き合う覚悟を
「どこまでを突き放し、どこまでを助けてあげるのが自立を早める近道なのか」このバランスで悩んでいる方は多く、私の相談室に寄せられるご相談の大半はここに集約されると言っても過言ではありません。もともとは「思いきり甘えさせてあげよう」という思いだったのに、気づいたら甘やかしていたというパターンはよくあり、この場合、家庭の中で子どもがパパ・ママを動かしていていることが多いです。「ママの方が近いんだから」と言って、自分は動画を見続けてしまうのも、これまでの関係性で「それで大丈夫だ」という思いがあるのでしょう。自立を促すというのは、その思いを変えていくということでもあるので、「○○しなさい」のひと言であっさり解消とはならないのです。
自立してほしいからと言って、単純に突き放すだけでは動けない子がほとんど。声をかけるだけで動いてくれたら本当に楽ですが、「これは自分がする行動なのだ」という自覚に行きつくまでは親も付き合う覚悟が必要です。ですので、ポイントの1つめは親自身の方向転換です。
響かない子は1つ1つの行動をターゲットに
ではどのようなアプローチが必要なのでしょうか。AIの回答にあったようにリスト化するのもおすすめですし、いきなりあれもこれもは無理という子は、ターゲット行動を1つ決めて(帰宅したら水筒を出すなど)、そこだけは親もしっかりと付き合っていきます。「水筒出して~」と遠くから声かけするのではなく、近くで言ってそばで行動を起こすのを見届けます。そして出せたら「ありがとう」「助かるよ」などポジティブなフィードバックを。子どもの次回への動機づけになり、習慣化しやすくなります。帰宅後の1つの習慣を確立させることができれば、このやり方でまた別の行動をターゲットにしていきます。
言っても響かないと、親は子どもがびっくりするようなことを言った方が響いて動くのではと、「風邪をひくよ」「虫歯になるよ」「おもちゃ捨てちゃうからね」などと言いたくなります。でも風邪も虫歯も廃棄も遠い先のこと。遠い未来のリスクは、今この瞬間を生きる7歳には伝わりにくく、今は大丈夫だからと親身に受け止めません。
日々あわただしい生活を送っていると、ついつい言葉で子どもを動かそうとしてしまいますが、水筒を出すまでひたすら横にいるというような見守りこそが、その子自身が「水筒を出す」という行動を生んでくれます。
答えてくれたのは……佐藤めぐみさん
公認心理師|オンライン育児相談室・ポジカフェを運営。英・レスター大学大学院修士課程修了(MSc)。専門は0~10歳のお子さんを持つご家庭向けの行動改善プログラム、認知行動療法ベースの育児ストレスカウンセリング。また、子育て心理学を学ぶ場としてポジ育ラボを主宰。ブログにて毎日の育児に役立つ心理学を発信中。◆子育てに関するみなさんのお悩みを募集しています。お気軽にご応募ください!>>>子育てについてのお悩み大募集!(googleフォームが開きます)
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